オンガクの正体♯4
「ALL ABOUT FUJI ROCK!」
PRESENTED BY JOHJI HARIMURA
更新日07.11.12 コメント:0件 トラックバック:0件
~ある音楽チャンネル編成マンのひとりごと~
8月になりました。夏休みの季節です。大滝詠一さんの名盤「ロング・バケーション」が大ヒットしていた頃は、中学生だったでしょうか、当時は、そのタイトル通り、40日間という長いお休みがありました。今、もしも、そんな「ロング・バケーション」があったら…。皆さんは、どのように過ごす計画を立てますか?針村丈二です。
■夏といえば、今年も新潟県の苗場で行われた「FUJI ROCK FESTIVAL 07」に行ってきました今回の「オンガクの正体」では、音楽好きの1年に1度の楽しみ「フジ・ロック」に、僕らが出掛ける理由について、アレコレ考えてみたいと思います。
■夏のビッグ・イベントといえば、夏フェス。今では、全国各地で様々に趣向をこらした夏の音楽フェスティバルが行われていますが、その中でも、97年の嵐の初開催から、今年で11回を数え、国内外に多くのファンを持つ「フジ・ロック」は、日本が世界に誇る「ロック・フェスティバル」と言っても過言ではありません。公式サイトには「音楽と自然を自由に楽しみ、出演者、来場者、スタッフの全員で創り上げていくフェスティバルです。」とあります。
■海外アーティストにも「フジ・ロック」のファンは多く、参加したアーティストは、口を揃えて「こんなに整然とオーガナイズされて、会場もクリーンに保たれているフェスは見たことがない」と言います。第一には、プロモーターをはじめ、会場運営に当たっている関係者スタッフのご苦労があってのことではありますが、「フジ・ロック」に集まる人々もまた、ゴミの扱い方ひとつをはじめ、そこでの過ごし方を心得ているということが大きいのではないでしょうか?言い換えれば、この10年間、あくまで現実的な経験を積むことによって、会場での楽しみ方をみんなが学んだとでもいうのでしょうか。
■例えば、「フジ・ロック」が行われている苗場では、夏とはいえ、日が暮れると、上着がないと寒くてつらいですし、山で行われているわけですから、天気も変わりやすく雨もよく降る。雨が降れば、足場も悪くなり、普段の生活では全く必要のない、カッパと長靴が一番快適で、それゆえ「フジ・ロック」の必需品となっています。例えば、そんなことを経験的に学んで、寒くなろうが雨が降ろうが、マイペースで楽しめる「フジ・ロック」での過ごし方を学び、そんな環境で聴く音楽に、CDとはまた違った感動を覚えてしまうのでしょう。
個人的には、日常とは全く異なる状況に身を置くという意味では、「アウトドア」の感覚と重なります。朝から晩まで、山の中のいくつもの会場を歩き回りながら、晴れと雨、暑さ寒さをしのぎながら、のどが渇いたら水やビールを飲み、お腹が空いたら何かを食べるというシンプルなことをくり返す。本来の感情を取り戻しながら、日常のストレスから解放されていくという「祭り」のひとつの側面に近い感じも覚えます。聴く側の感覚が、そんなプリミティブな状況に返っているわけですから、ここでの音楽は格別で、音楽が人間の本能から生まれていることを実感できる環境がそこにはあるのでしょう。
■現代社会では、そうした自然を直に感じながら、本能の赴くままの生活が許される機会が皆無に近いですよね。我々中年サラリーマンといえば、仕事に追われて、腹が減った時に飯も食えず、夜遅くまで作業をして、朝は目覚まし時計で無理やり起こされるという生活を強いられています(おまけに休日は妻子に付き合わされ休みどころではりません)。そんな生活をずっと続けるわけですから、体調もおかしくなろうというものです。「フジ・ロック」に限らず、日常でも音楽の力を借りて心身ともにリフレッシュしていきたいものですね。
そういえば、皆さん、今年の夏休みは、ちゃんと取れそうですか??今回も、最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
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PROFILE 針村丈二<ハリムラ・ジョウジ>大学卒業後6年間、TV制作会社に勤務した後、 97年フランスW杯アジア最終予選の最中、某CS音楽チャンネルに移籍。番組ディレクター、プロデューサーを経て、現在、編成部所属。
趣味は、読書、音楽鑑賞、スポーツ観戦と、いたって普通。この5月で40歳。前厄。一児の父。
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■FUJI ROCK FESTIVAL'07 関連サイト
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■1996年にTV放映された恋愛ドラマで「ロンバケ」は当時の流行語にもなりました。なんとも懐かしい!










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