「パフォーマンスの壺」
第5回「してはならない身内ノリ」
PRESENTED BY HIROO SATO

更新日08.01.28 コメント:0件 トラックバック:0件


「してはならない身内ノリ」

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■前回、ライブは見知らぬお客さんへの配慮が必要だと書きました。
実はアマチュアバンドやおじさんバンドなどにこの配慮ができていないバンドがとても多いのです。皆さんは「身内ノリ」という言葉は耳にしたことがあると思います。
これはバンドのメンバーがライブの最中にも関わらず、客席の友人などにしかわからないMCをすることなどを指します。バンドは客席の知り合いが笑ったり、反応したりしてくれるので「自分のMCが受けている」と一瞬誤解しがちです。こういう身内にしかわからないMCというものは身内だけが楽しいのであって、たとえば一般のお客さんや身内が連れてきたあなたとは初対面のお客さんにとってはきわめて不愉快な話題となります。

■簡単にたとえを書いてみましょう。
あなたは知り合ったばかりの友人の誕生日会に呼ばれたとします。そこにはその友人の仲の良い友達ばかりが集っています。しかし、あなたはそこに集った方々とは初対面。でもどうやら自分以外はみんな仲良しらしく大騒ぎをしています。自分だけ話し相手がいません。
あなたはつまらない気持ちになって一緒に誕生日を祝ってあげようという気持ちになれなかったりしてしまいます。つまり、身内ノリのライブをやっている方々はこの誕生日の友人と一緒で、つまらなそうにしているあなたへの配慮を行っていないわけです。

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■たとえライブハウスを貸し切りして行っているライブだとしてもこの例からわかるように身内ノリMCは大変危険なものだということをあなたは知っておくべきだと思います。
まして知らないお客さんもいるような場所でのライブであったならば身内にしかわからないようなMCはご法度です。「俺はみんなにわかるようなMCを心がけているぞ」とおっしゃる方も多いでしょう。しかし、MCというのは落とし穴だらけです。
たとえば「次の曲はメンバーの鈴木君が作った曲です」と説明したとします。実はこれには落とし穴があるのです。
知らないお客さんにとってはどのメンバーが鈴木君なのかがわからないのです。鈴木君のことはみんなが知っているはずという意識がそういうMCをさせているのです。ですので、この場合は「ベースの鈴木君が作った曲です」などと楽器パートを追加するなどして紹介すると親切です。


■また客席にいる友人の名前を言ってしまうバンドもいます。たとえばこういう場面です。
「昨日、パンダ誕生のニュースをテレビでやっていましたけど見た方いますか?」「あ、田中君も見たんですか? かわいかったですよねー」。こんな具合です。これのどこが悪いのかと言いますと、客席にいるのはあなたの知り合いだとばれてしまうからです。
つまり友達を呼んでライブをやっているバンドに見えてしまうのです。プロフェッショナルな方々は、この場合はたとえ知り合いに声を掛ける場面でも「あ、そちらのお客様もご覧になったのですね。かわいかったですよねー」という風にしています。なぜそうしたほうが良いのかは再三書いていますが、見知らぬお客様への配慮なのです。
たとえ演奏がうまくても身内ノリをするバンドは見知らぬお客さんからは拍手はもらえないということをぜひ覚えておきましょう。


客席に話しかける時には実はものすごいテクニックが
    あるのでそれはまた次回書いてみましょう。

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mrsato.jpg■PROFILE 佐藤ヒロオ 
rooster_story.jpg荻窪ルースター・オーナー
1962年9月18日生まれ。ライブハウス、「荻窪ルースター」、「Rooster North Side」オーナー。音楽雑誌などの執筆他、著書に『荻窪ルースター物語』(ポット出版)がある
ROOSTER本店はこちらから
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ギター・コード早見表サイト
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□■「荻窪ルースター物語」インタビュー by YouTube■□

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★ここでちょっと注目!
ライブハウス(livehouse)という言葉は外国では通用しませんのでご注意を。
「ROCK BAR」か「CLUB WITH LIVE MUSIC」が正しい英語です。

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rakkan.jpg「YOU-NEXT編集部のZAKK」参加体験談
★ROOSTER NORTHSIDE(ルースター・ノースサイド)では誰でも参加できるBLUES SESSION/JAZZ SESSIONをやっています。筆者もBLUES SESSIONに参加したことがありまして…、セッションに参加される方々も30代、40代、50代と中年(?)ながら、皆さん音楽が好きないい人ばかりで気さくに話しができますし、初めてでも親切にいろいろ教えてくれるので、リラックスして愉しくセッションに参加できました。
プロ・ミュージシャンがブルースのセッション・リーダーをやっており、セッション全体をばっちりバックアップして頂けるので、適度な緊張感もあってかなりいい感じのステージになっています。若い頃、ギター、ベース、キーボードなどなど楽器をやっていたが、年とともにやらなくなったな~っ!なんて人は結構多いのではないでしょうか?しかし…、何かのきっかけがないとなかなかまた始めるというのは厳しい状況にあると思います。ルースター・ノースサイドのセッションなら気軽に参加できるので、かつての輝いていた自分(今でも輝いているのだと思いますが…)がここにいるんだ!と思えるし、やっぱ音楽っていいもんだなあ~と再認識させてくれたりもします。
セッションは毎週やっているのですが、月1回でも2ヶ月に1回でも主役になれる時があるっていうのもなかなかオツなモンです。日常をちょっと抜け出してみると新鮮でリフレッシュできて明日からまた元気に行こうという気分になれるのでは…!?


■ブルース・セッションの詳しい情報はコチラをご覧下さい!
http://www.ogikubo-rooster.com/north/session.html

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