「気ままにCINEMA!」
第3話「海辺の家」
PRESENTED BY WINEHOUSE
更新日08.02.12 コメント:1件 トラックバック:0件
海辺の家 原題:LIFE AS A HOUSE
2001年 アメリカ
監督:アーウィン・ウィンクラー
出演:ケビン・クライン、クリスティン・スコット=トーマス、ヘイデン・クリステンセン、ジーナ・マローン 他
・・・私は自分を"家"と思ってきた。住む家が私自身、小さな粗末な家でも私の家ならそれでいい。私は今の私でいいのだ。私は自分の人生を生き、自分の家を建てた・・・
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■ ジョージ(ケビン・クライン)は、離婚をして一人で岸壁に立つ古びた家に住んでいる。彼は父が建てたその家を嫌いながら42年間を生きてきた。 父とうまく付き合えなかったのだ。ジョージは昔気質の建築デザイナー。未だにCGも使わず手作業で模型をデザインする彼のスタイルは、今の時代にはついていけず、ついに会社を解雇されてしまう。彼は激怒し、鉄の棒を手にして自分のデスクの上の模型を叩き壊した。それから事務所の通路に並んだ沢山の模型も次々と壊していく。暴れ狂うジョージを誰も止められな
い。「君は最低の男だ」と告げる上司が手に持つ模型まで、壊してしまう。そして建物の外へ出たとき、ジョージは突然倒れこんでしまった。病魔が忍び寄っていたのだ。癌であると宣告された彼の余命はあと3ヶ月。ジョージは、息子のサム(ヘイデン・クリステンセン)と一緒に夏の休暇を過ごし、新しい家を建てようと決意する・・・。
自分の父親を憎みながらも愛していたジョージが今、父親として、(仕事も結婚も敗れてしまったけれど)自分の息子にでき得る最高のことをしてやりたいと願う、その心情が切ない。
■ジョージの息子、サムは16歳。再婚した母と暮らしているが、部屋に鍵をかけてクスリやシンナ-を吸い、反抗的で怠惰な生活を送っている。当然、家族には心を開かない。ジョージと父親の関係よりもサムとの関係は深刻だ。ジョ-ジは新しい家を建てるために、夏休みを友人と共に過ごすつもりでいたサムの計画を無理矢理中止させた。この辺りは実にアメリカ的だと思う。ハイスクールくらいまでの子どもに対する父親の権威はいまだに絶対的なのだろう。おそらく日本ではこんな無理強いは通らないかもしれない。ジョージは強い意志をもったアメリカの父親だ。
そして家の解体作業が始まる。一人黙々と建物の解体作業を続けるジョ-ジ。サムは、「絶対に協力しない」と言っ
ていたが、黙々と働く父親を見つめているうち「1時間10ドルだ」と言って、アルバイト料を名目にして解体作業へ参加する。様々な人間模様を織り交ぜながら、ジョ-ジの新しい家は次第に完成に近づいていった。しかし、背中のひどい痛みに倒れこんだジョ-ジは、病院に収容され、建築作業に参加できなくなってしまう。サムは父の命があるうちに家を完成させなければならない。そしていよいよ建物が完成に近づいた頃、ジョ-ジは静かに一人で病院のベッドの上で息を引きとった・・・
■父と子の断絶に悩みながらも、残された時間の中でひたむきに息子へのメッセージを送り続ける父親。そして自分が生きた証を息子に残したいという切実な思いに胸が打たれる。
しかし、この「死」を目前にした父と子の話は、サムの怪しいアルバイトの話や友人とガールフレンドの話、そしてまたそのガールフレンドの母親と友人の不倫関係など面白おかしいエピソードも盛り込んで明るく描かれている。また時と共に表情をしだいに変えていく海もとても美しい。
気がつくと、涙が溢れて止まらなかった。
■「LIFE AS A HOUSE」洋画の原題の場合、観終わってから「なるほど」と思う事が多い。
▼映画のDVD

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▼サウンド・トラック

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※この映画で、ケビンが別れた女房とダンスを踊るシーンで流れる曲はジョに・ミッチェルの「青春の光と影」(BOTH SIDES NOW)。
ジョニ・ミッチェルと言えば先日行われた2008年グラミー賞で【年間最優秀アルバム (Album Of The Year)】に輝いたハービー・ハンコックの「River: The Joni Letters」(リヴァー~ジョニ・ミッチェルへのオマージュ)を取り上げないわけにはいきません!
Congratulation! Herbie Hancock
▼River: The Joni Letters

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※『ガーシュウィン・ワールド』以来、9年ぶりとなるジャズ・アルバム!
現在もなお、ジャズ界を牽引し続けているハービー・ハンコック。カリスマ的シンガー・ソングライター=ジョニ・ミッチェルへの渾身のトリビュート作!ハービーとジョニは、70年からインスパイアしあい、お互いの作品に参加したこともある深い絆で結ばれている。本作では、ヴォーカル曲とインスト曲を半分ずつ収録。
特にヴォーカル曲では、ジョニ本人をはじめ、ノラ・ジョーンズやコリーヌ・ベイリー・レイ、さらにはカナダの注目アーティスト、ファイストなど新旧の大物ヴォーカリストが参加!プロデュースは、ジョニのパートナーであり、マデリン・ペルーの大ヒット作でも知られる巨匠ラリー・クラインが担当。
Herbie Hancock(p,key)
Wayne Shorter(ss,ts)
Lionel Loueke(g)
Dave Holland(b)
Vinnie Colaiuta(ds)
GUEST VOCAL:
Joni Mitchell
Norah Jonees
Corinne Bailey Rae
Tina Turner
Leonard Cohen
Feist
Luciana Souza
▼最後にJoni Mitchell - Both Sides Now (Live, 1970)
※ギター一本での「青春の光と影」もう言うことありません!
■Joni MitchellのALBUMも!
▼Dreamland

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▼コンプリート・ゲフィン・レコーディングス

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▼これは懐かしい!青春の光と影

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GRACE さん 08.02.14
ジョニ・ミッチェルの青春の光と影はやっぱりいいですね!