「ロートラーの手稿」~第6回~
音速のギタリスト達~
PRESENTED BY ZAKK

更新日08.02.19 コメント:0件 トラックバック:0件


「THE GREAT FASTEST GUITARISTS!」
         ~PART THREE~

■前回(PART TWO)では
クリス・インペリテリ Chris Impellitteri
アレキシ・ライホ Alexi Laiho
ジョー・パス Joe Pass

そして(PART ONE)では
マイケル・アンジェロ・ベティオ Michael Angelo Batio
チアゴ・デラ・ヴェガ Tiago Della Vega
グレッグ・ハウ Greg Howe
とこれで6人のスーパーギタリストをご紹介してきましたが、いよいよ(PART THREE)を迎えることになりました。
今回は4人の「THE GREAT FASTEST GUITARISTS!」をランクアップすることにしました。

そんなこんなで今回登場の面々は…、

①Kiko Loureiro キコ・ルーレイロ
②Herman Li ハーマン・リ
③Chris Broderick クリス・ブロデリック
④Jeff Loomis ジェフ・ルーミス

PART(ONE)(TWO)で当然出てくるであろうと皆さんが想像していたイングヴェイ・マルムスティーン、ポール・ギルバート、スティーヴ・ヴァイ、ヌーノ・ベッテンコート、ジョン・ペトルーシの各巨匠はここで今更に言及するまでもないので敢えて外しました。他にも、MetallicaのKirik Hammett,StratovariusのTimo Tolkki、Sonata ArcticaのJani Liimatainen、PanteraのDimebag Darrell、Zakk Wylde…などなど甲乙つけがたいスーパーギタリストがたくさんいますが、彼等は今後、折を見てご紹介していきたいと思っております。


Kiko Loureiro(キコ・ルーレイロ)
■PROFILE
kiko.jpgさて、トップバッターを飾るキコ・ルーレイロですが、彼は1972年6月16日、ブラジルのリオデジャネイロ生まれ。ブラジルのスピードメタルバンド「ANGRA」のギタリストであり、ソロとしても活動をしている。キコは11歳の時に音楽とギターに目覚め、エディー・ヴァン・ヘイレン、ジミヘン、ジミー・ページそしてランディー・ローズに触発されエレキ・ギターを弾くようになるのだが、僅か3年後にはライブハウスで2つのバンドを股にかけ演奏するようになっていた。そして19歳の時にANGRAでプレイするようになる。その確かなスキルに裏打ちされたギターパフォーマンスから次世代を担うギターヒーローとして注目を集めていた。ユーロビートとコラボレーションするなど彼の幅広い音楽センスもが窺い知れる。また、「Young Guitar」をはじめいくつかの音楽雑誌ラムを書くなど執筆活動も盛んに行っている。彼のプレイスタイルはヘヴィー・メタルだけでなく、いろんな音楽に対応できる奥の深さを感じさせるものだと思う。風貌からなかなかインテリチックに見える!?
余談ではあるが、キコは語学が堪能らしく、母国語であるポルトガル語の他に英語はもちろんフランス語そして日本語もできるらしい。

3870_galeria.jpg

▼Kiko Loureiroの公式サイト
http://www.kikoloureiro.com.br/
▼AngraのWEBサイト
http://www.angra.net/

▼それではKiko Loureiroの美技を!

▼SOLO ALBUM
★Universo Inverso (EU)


★No Gravity


Herman Li(ハーマン・リ)
■PROFILE
herman2.jpg1976年3月12日香港に生まれる。ハーマン・リは漢字では李康敏となる。イギリスのメロディックスピードメタルバンド「Dragonforce」のギタリスト。彼は実業家の両親の元ですくすくと育ち、こう言っては失礼かと思うが何も苦労をしたことのないような明るさがあり、それがギタープレイにも現われているような気がするのだが…。13歳からギターを始めとのことだが、あの指の速さは天性のものだろう。とにかく速い!そしてそのサウンドは切れ味鋭くトリッキーなところもある。時折実に奇妙な音を出すのだが、それは彼がゲームマニアでその影響を受けているからなのか?それは不明。彼はIbanezのギターが好きでギターを弾き始めてから愛用しているとか。これも余談だが、どこか横綱・朝青龍さんを彷彿とさせるものがあり、差し詰め激痩せで超ロンゲの横綱といったところだろうか!?
さて、Dragonforceにはもう一人、ビールをこよなく愛するSam Totman(サム・トットマン:1974年、イングランド生まれ)という音速ギタリストがいる。彼もハーマンに勝るとも劣らないスピードを持っている。彼のことは他項に譲るとして、ハーマンとサムのあの高速ツインギターの破壊力は凄まじいものがある。

DragonForce1.jpg

▼ドラゴン・フォースオフィシャルサイト
http://www.dragonforce.com/main.html

▼では、疾走感溢れるハーマンのギターテクを!
せっかくですから、まずはサムも出ているこの映像から。

※ハーマンとサムのパーフォーマンスを!

▼DRAGONFORCE ALBUM
■Inhuman Rampage (Parental Advisory)


■Valley Of The Damned


Chris Broderick(クリス・ブロデリック)
■PROFILE
CF3.jpg1970年3月6日生まれ。アメリカ・コロラド出身。今年の1月、脱退したグレン・ドローヴァーに代わりMegadeth(スラッシュ系のHMバンド)のギタリストとなる。以前はJag Panzerというバンドでリードギターやキーボードをやっていた。またNevermoreのライブギタリストを務めたこともある。クリスがギターを始めたのは11歳の時。彼の練習熱心なことは有名で10代の頃、夏休みなどには早起きして1日14時間もギターを弾いていたとか。これは定かではないが、エレキ・ギターのレッスンに5時間、クラシックギターが5時間、ピアノに2時間、更にヴァイオリンも2時間というとてつもない練習振りだったようだ。ロックはもちろんのこと、ブルース、ジャズにも造詣が深く、クラシックギターではデンヴァー大学で学位も取得しているというから驚いてしまう。前述したNevermoreのギタリストが急きょ脱退するという事件がおき、その穴埋めをしたのがクリスであった。その時の演奏が評価され2002、2003年のワールドツアーにも参加することとなる。これはクリスにとっても自分自身を世界にアピールする良い機会になったはずである。奇しくも最後に登場するJeff Loomis(ジェフ・ルーミス)はNevermoreのギタリストだが、2人の意気のあったツインギターは惚れ惚れするくらい素晴らしいものだ。愛用のギターはIbanezでとりわけ7弦ギターはGOOD!

CF2.jpg

▼Chris Broderickの公式サイト
http://www.chrisbroderick.com/
▼Megadeth公式サイト
http://www.megadeth.com/home.php
▼Jag Panzer公式サイト
http://www.jagpanzer.com/

▼まずは、Nevermore時代のクリスとジェフの名演から!

▼Jag Panzer時代のALBUM
■Casting The Stones


Jeff Loomis(ジェフ・ルーミス)
■PROFILE
jefflive.jpg1971年9月14日生まれ。アメリカ、ウイスコンシン出身。プログレッシヴメタルバンド「Nevermore」のギタリスト。影響を受けたギタリストとしてYngwie Malmsteen, Tony MacAlpine, Jason Becker and Marty Friedmanの名前を挙げているが、確かに彼のギターを聴くと納得できる気がする。前述したChris Broderickとは反対にジェフは独学でギターをマスターした。楽器を弾き始めたのが10歳になるかならないかの頃だったが、その時はあまり真剣ではなかったようだ。本格的にギターに取り組んだのが15歳。そして翌年にはウイスコンシン州の「Guitar Wars」コンテンストで優勝してしまうのだから天才の1人と言っていいだろう。
ジェフが16歳の時、Megadethのギタリストが脱退しそれに伴う後釜のオーディションを受けたこともある。そこで一緒にプレイしたMegadethのフロントマンでリードギターのDave Mustaineは彼の才能を見抜き一流のギタリストになることを予言していた。まだ若すぎるということで採用されなかったのだが、Nevermoreのツアーで助っ人として活躍したChris Broderickが今年そのMegadethのギタリストとなったわけですから、世の中はどう繋がっているか分からないものだ。中心に使っているギターはSchecterだがIbanez、Gibson、ESPなども使用するようだ。ジェフもまた7弦ギターを弾く。

jl1.jpg
▼Jejff Loomis公式サイト

http://www.jeffloomis.com/

▼最初はこのスピード&パワー溢れるプレイから!

▼Nevermoreの参考ALBUM
■This Godless Endeavor


■Dead Heart In A Dead World


rakkan.jpg■これまで3回に分けて~音速のギタリスト達~「THE GREAT FASTEST GUITARISTS!」を特集してきましたがいかがでしたでしょうか?誰が一番速いとか単純に決めるわけにはいかないとPART ONEの冒頭で申し上げましたように、ここで採り上げた10人のギタリストのプレイを改めて見るとそれが如何に難題であるかを再認識しました。ただ速く弾くだけならアマチュアのギタリストでもたくさんいます。当たり前の話しかもしれませんが、ひとつの曲を通してどれだけ完成され感情のこもったパフォーマンスができるか?聴き手にどんな感動を与えることができるかが大切なのではないでしょうか。それにしても人間はここまでギターを速く、美しく、しかも正確にいろんな表情で弾くことができるものなのかと思います。
最後に敬愛するJohn mclaughlin and Paco de Luciaがあの名曲「SPAIN」(チック・コリア作)を演奏している映像をお送りしたいと思います。

今回も最後までお付き合い頂きありがとうございました。

▼アコギの響きが心に沁みる天才ギタリストのデュオ!



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