「ロートラーの手稿」~第8回~
ドラムにメロディーがある!?ANTONIO SANCHEZ!
PRESENTED BY ZAKK
更新日08.04.08 コメント:1件 トラックバック:0件
■ほぼ1ヶ月ぶりのロートラーの手稿となりました。皆様、いかがお過ごしでしょうか?だいぶ暖かくなってきてこれからますます活動的になれますね。仕事に遊びに恋愛?に頑張っていきましょう。
さて、今回はあるドラマーを紹介したいと思います。
「ANTONIO SANCHEZ」
~メキシコの天才ドラマー~
アントニオ・サンチェス
昨年、初のリーダーアルバム「MIGRATION」を出し、ドラムだけではなく作曲面でも卓越した資質を証明した!
ANTONIO SANCHEZ DORUM PHILOSOPHY
~他の人の演奏を素晴らしいものにするためにドラムは演奏されるべきである。~
最上級のスキルを持つドラマーの言葉は謙虚にして奥が深い。
ありきたりな表現ですが…、もの凄いドラマーです。
ドラムであそこまで謳えるものなのかと驚くばかり。
ジャンル的にはJazz Drummerですが、そういうことを超越したドラマーです。
■1971年11月1日、メキシコの首都:メキシコ・シティ生まれ。今年37歳のまさに油の乗ったドラマー。5歳の時にドラムを始め、十代の前半ではすでにプロとしてプレイをするようになっていました。母国の国立音楽院でピアノや作曲を学んでから、バークリー音楽院、ニュー・イングランド音楽院とそれぞれでスカラーシップを得てプロ活動を開始。ピアニストのダニーロ・ペレスのトリオに参加して世間に知られるようになったのですが、ニューヨークで暮らすようになってから、世界のジャズシーンにおいてひっぱりだこの人気ドラマーになり、パット・メセニー、チック・コリア、マイケル・ブレッカー(白血病のため昨年他界。本当に残念です)、チャーリー・ヘイデン、ゲイリー・バートンなど、多くの大物ジャズメン達と演奏、レコーディングしてきました。さらに彼は定期的にジャズの新世代を切り開くもっとも卓越したプレイヤー達ともコラボをしてきた。例えばJoshua Redman, Chris Potter, John Patitucci, Danilo Perez, David Sanchez, Paquito D'Rivera, Kenny Werner, Marcus Roberts, Avishai Cohen, Dee Dee Bridgewater, Dianne Reeves, Miguel Zenon, Scott Colley, Dave Samuels, Luciana Souza, Billy Childs,などなど。
彼の世代で最も卓越したドラマーとして批評家やミュージシャンに高く評価されています。
そして、2007年、彼は初のソロアルバム「Miragation」を出しました。このアルバムにはPat Metheny, Chick Corea, Chris Potter, David Sanchez and Scott Colleyなど超有名一流ジャズメンが名を連ねています。ジャズのWEBサイト「All About Jazz」では2007年の最優秀デビューアルバムに推奨するなど、世界中の様々な出版物の中でも多くの賞賛を得ている素晴らしいアルバムです。
ツアーやレコーディングなどの音楽活動以外に彼は世界中のドラムクリニック、ドラムフェスティバルや上級者向け音楽セミナーに積極的に参加し、新しいドラマーの育成にも力を入れています。
■ざっとANTONIO SANCHEZのプロフィールをまとめてみましたが、面白い話として…、5歳の時にドラムを始めたわけですがそのきっかけとなったのが彼のお母さんの影響らしいのです。かなりの熱狂的なロックファンで小さい頃から、それこそビートルズ、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、クリーム、ザ・フー、サンタナなどを聴いて影響を受けたようです。
「Yamaha Groove Night 08」の際にはレッド・ツェッペリンの「GOOD TOMES BAD TIMES」を楽しそうに叩いておりました。Antonio Sanchezの最初の音楽との接点はロックだったのですね。それもクラシックロック。尊敬するドラマーはたくさんいるということですが、とりわけ強くインスパイアされたドラマーはポリスのスチュワート・コープランドで子供の頃からのヒーローだそうです。
コープランドのドラムと言えば、非常にクリエイティブかつ精密でエネルギッシュな感じです。さらに高いスキルがありながら、インタープレイを重視するタイプで、歌や楽曲全体への敬意を払いつつ常にグルーヴ感、調和を強調するプレイで知られています。~他の人の演奏を素晴らしいものにするために、ドラムは演奏されるべきである。~というサンチェスのドラムに対するアティチュードも非常に頷けます。
これからどんなドラム&楽曲を聴かせてくれるのか?またどんなミュージシャン達とコラボするのか?本当に楽しみです!またミュージシャン以前に一人の人間として謙虚で真摯な姿勢も尊敬できますね。
▼アントニオ・サンチェスのオフィシャルサイト
http://www.antoniosanchez.net/
▼アントニオ・サンチェスは長い間「YAMAHA」のドラムを使っています。
そのYAMAHAのサイトで彼のインタビュー記事が掲載されていましたので
紹介します。彼の音楽に対する真摯な姿勢が印象に残りました。
http://www.yamaha.co.jp/artists/specialarticles/006/report-01.html
▼Pat Metheny Groupのオフィシャルサイト
http://www.patmethenygroup.com/
※全く関係ないのですが、ハンドクラフのギターメーカーで
Antonio Sanchezというのがあります。興味のある方は…、
http://www.gakki.com/shop2/sanchez_cguitar.html
■それではANTONIO SANCHEZの絶技を!
※この映像は来日公演の模様ですが、この時メンバーにリチャード・ボナがいまして、ベーシストではなく、ヴォーカル、ギター、パーカッションで参加しているところがなんとも贅沢なパット・メセニー・グループでした。ボナもメンバー紹介の際にエレキベースをちょこっと弾くのですがそれが圧巻でした。さらに余談ですが、ボナは地球環境を考慮してか自動車の免許がないとか。移動が結構大変とのことらしい。
▼せっかくですので、ここでRichard Bonaのベースソロも少しだけ紹介しておきますね。
■主な作品をいくつかセレクトしてみました。
▼「MIGRATION」(国内盤)

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▼Pat Metheny Group「Speaking of Now」(国内盤)
※2003年のグラミー賞で"Best Contemporary Jazz Albumを受賞

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▼Michael Brecker「Wide Angles」(国内盤)

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▼Pat Metheny Group「The Way Up」(国内盤)

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▼Pat Metheny Trio 「Day Trip」(国内盤)

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▼Chick Corea「ドクター・ジョー~ジョー・ヘンダーソンに捧ぐ」

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▼PAT METHENY,CHICK COREA,MICHEAL BRECKERの関連作品











cizcowUtete さん 09.11.11
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Sorry for offtopic