「パフォーマンスの壺」
第9回「言ってはいけない言ってしまいがちなMC」-PART1-
PRESENTED BY HIROO SATO

更新日08.06.12 コメント:0件 トラックバック:0件

      

「パフォーマンスの壷」 第9回

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「言ってはいけない言ってしまいがちなMC」-PART1-

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これまで書いてきたようにライブのMCというものはいろいろな配慮が必要になるのですが、いざ本番になると舞い上がってしまったりしてなかなか冷静でいられなくなるものです。ましてライブにはハプニングがつきもの。

■「ギターの弦が切れたのでMCでつないでくれ」と、言われる場面などはよくあります。そんなとき、あなたは「えー、ギターの弦が切れたのでなんかしゃべらなくてはならなくなりまして、えーと…」なんて困ったりした経験はありませんか?

こんなときによく「じゃあCDと次のライブの宣伝をしますね」なんてMCをしちゃうバンドがいかに多いことか…。せっかくしゃべれる時間ができたのに宣伝のトークでは客席を楽しませる方向とは逆に向かってしまいます。こういう場面を楽しい空気に変えられてこそボーカリストの力量が試されるといっても過言ではありません。

たとえばこんな風に言ってみたら
      弦の交換タイムの空気も楽しく変わります。

「さあ皆様、ご覧のようにこれから山田太郎が、ギターの弦を交換しますが、いったい何秒で交換できるか計ってみましょう。どなたか時計をお持ちですか。はい、じゃあ弦交換スタートーーー」。さらに「では時間を計っている間にもう一度メンバーのご紹介。まず弦を交換しております。ギターにやまだたろー!」、「はい拍手に応えている場合ではありません。さっさと交換してくださいね。次にベースは鈴木いちろー!」。

いかがでしょう?

performance81.jpgこの他にもいくらでも手はありますが、「つなげと言われたのでなんかしゃべります」ではフロントマンとして失格です。こういう場面でよく次のように切り出す方がいます。「私、MCが苦手なんです」。これも好ましくはありません。たとえ苦手だとしてもあなたはお客さんの前に立っているのであります。
こういう場面こそ「あのバンド面白かったね」と言われるような状況を作り出せたら最高ですよね。なにしろ、そのバンドの人間性のようなものは曲中よりも曲と曲の間の方が出しやすく、そして伝えやすいのです。多くの方はライブというものはバンドの曲を聴いてもらってなんぼだと思っていると思いますが、今日から考え方を次のように変えてください。

「ライブはお客様を楽しませてなんぼである」と。

このお客様を楽しませてなんぼというのは実はとんでもなく大事なことなのです。よくライブ中に「自分たちのことをわかってくれる人がひとりでもいたらいいなと思います」とMCしている方がいますが、これは入場料があるライブでしたら禁句。言うとしたならば「今日お集まりの皆様に楽しんでいただけるよう演奏します」の方が望ましいのです。なぜなら10人いたら10人が同じ金額と時間を使って来てくださっているからです。

この他にも「緊張してます」なども言ってしまいがちですが、たとえ緊張していても堂々としたステージをしてさえいれば誰もそれには気がつきません。「緊張してます」と言ってしまうと客席に「ああ、緊張しちゃってるのね」と思われてしまうのです。これはライブステージにおいてあまりプラスではありません。

CF3.jpg前述したようにお客様に心配をさせてしまうようなライブではお金を取る資格はないのです。お客様は心配しに来ているのではなく、楽しみに来ているのですから。だたし、初心者バンドやおやじバンドなどではこの「緊張してます」という言葉が逆に客席を和ませる効果をもたらすケースもありますので、そういう場合は別ですが。

そういえば、「今日は朝から仕事で大変でした。やっと終ってきたのでライブする前からもう疲れちゃって」なんて言った方をどこかのライブハウスで見たことがあります。これはもうおわかりですよね。お客様にとってはマイナス情報です。できれば聞きたくなかった話の部類になります。

上記のMC等々はつい言ってしまいがちな代表例。

ところがその言葉はライブにおいてはとてもマイナスになる要注意ワードなのです。これにあてはまるMCは山ほどあるのですが、なぜそれが禁句になるのかさえ、理解できていればライブはうまく進行できるようになれます。

さて、まだまだ書き足りませんので次回も「おー、これ俺よく言ってたじゃん。これだめだったのか」と目から鱗な「言ってはいけない言ってしまいがちなMCのパート2」をお届けいたします。
どうぞお楽しみに。

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mrsato.jpg■PROFILE 佐藤ヒロオ 
rooster_story.jpg荻窪ルースター・オーナー
1962年9月18日生まれ。ライブハウス、「荻窪ルースター」、「Rooster North Side」オーナー。音楽雑誌などの執筆他、著書に『荻窪ルースター物語』(ポット出版)がある
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      □■「荻窪ルースター物語」インタビュー by YouTube■□
      

||| 「パーフォーマンスの壷」BACK NUMBER ||||||
第1回「ライブステージング術」 
第2回「ブルースセッションの楽しみ方」
第3回「うまい拍手の取り方」
第4回「見知らぬお客さんへの配慮を忘れずに」
第5回「してはならない身内ノリ」
第6回「客席との会話が最終的な盛り上がりへ導く」
第7回「ライブ中に困った場合の対処法」
第8回「バンドメンバーをものせてしまうテクニック」


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★ここでちょっと注目!「YOU-NEXT編集長ZAKK」より★
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荻窪ルースターノースサイドでは、「毎週月曜日にブルース・セッション」、そして「水曜日はジャズ・セッション」を行っています。
プロのセッション・リーダーがセッション全体をばっちりバックアップして頂けるので、適度な緊張感もあってかなりいい感じのステージになっています。月1回でも2ヶ月に1回でも主役になれる時があるっていうのもなかなかオツなモンです。日常をちょっと抜け出してみると新鮮でリフレッシュできて明日からまた元気に行こうという気分になれるのでは…!?


■セッションの詳しい情報はコチラをご覧下さい!

http://www.ogikubo-rooster.com/north/session.html
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||||| 魂にちょっとガツンとくるセッションがありました! |||||

▼BB King / Gary Moore 「The Thrill is Gone」

※BB.KINGとゲイリー・ムーアのかけないはシビレます。

▼BB King, Billy Preston and Bruce Willis 「Sinners Prayer」

※The Bruce Willis Blues Bandを持っているだけあってBRUCE WILLISもサマになっている!なんとも渋いパフォーマンスです。

||||| 独断と偏見による推奨アルバムコーナー |||||

▼ベスト・オブ・リトル・ウォルター<初回生産限定盤>

▼B.B. KING「Singin' The Blues」


※BBキングの1950年代の代表曲を集めたアルバム『SINGIN THE BLUES』のリイシュー盤です。彼の初期のヒット・ナンバーを知るには、これ1枚あれば十分と言えるかもしれません。「Bad Luck」「Every Day I Have The Blues」「Ten Long Years」「Sweet Little Angel」など、当時チャート・インした楽曲を中心に収録。



 

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