「BUZZ & BEAT!」(11) -2009.4.19.SUN-
『Going Up The Country by Kitty Daisy & Lewis』
その他、気になる話題&ポスター、PRODUCTS INFO、今日の書籍など
PRESENTED by ZAKK
更新日09.04.19 コメント:6件 トラックバック:0件
「BUZZ & BEAT!」
治ったはずの風邪がぶり返してしまい、この1~2週間はかなりしんどい目に遭いました。そのため、更新が大幅に遅れてしまいましたが、ようやく頭もスッキリしてきたので久々に新しいコンテンツをUPすることができるようになりました。とにかく今回の風邪はしつこくてホトホトまいりました。
★さて・・・、今日から始まった『TODAY'S POSTER』のコーナー!
※世界最大級のポスター&絵画ショップ「ALLPosters」のコレクションの中から、筆者がその日の気分で選んだポスターを紹介します。
今日はミハエル・L.・クングルの『Matinカフェ』という作品。濃厚な珈琲の香りが漂うヴィンテージ・ポスターです。
||| ちょっと気になる話題から・・・ |||||
最近、アパレル業界は「ユニクロ」の一人勝ち!みたいなニュースを目にしました。売り上げ、利益とも過去最高の数字だとか・・・!「ヒートテック」素材の大ヒット商品があり、広告戦略も奏功したようですね。コマーシャルの内容から察するに若い層(特に女性?!)をメインターゲットにしているようですが、ユニクロに行ったことのある方ならお気付きかもしれませんが、男女問わずとにかく、非常に幅広いユーザー層が買い物をしているのです。その中には買い物かごをさげて真剣に物色している中年~老年男性も結構います。それもかなりリラックスした感じで買い物をしているところを見ると、何度も来ているらしい。世のオヤジたちがユニクロの売り上げにどの程度貢献しているかは分かりませんが、ユニクロ・ファンの多くのオヤジたちがいるのは間違いないでしょう。
私の印象ではまさにユニクロの店内は「AGELESS」状態といったところです。ファッション性云々の前に、値段以上に良質の素材を使い、粗悪な商品は作らないユニクロのこだわりが、幅広いユーザーに対し自然とブランド・ロイヤリティを高めているのでしょう。ユニクロに何を求めてやって来るのか?その答えの多様性こそがユニクロの大きな強みの一つかもしれません。
かく言う私は、ユニクロの「Tシャツ(長Tも含め)」はよく買います。それも無地のヤツを!何度洗ってもなかなかヘタラないし、肌触りも実にスムースで気持ち良い。夏は涼しく、冬は暖かい素材を使っているので快適です。
■次に、ちょっと奇妙な玩具をご紹介します。
▼「狂気の玩具とは?」
※動きといい、ギミックの展開といい、耳に残る機械音などなかなか不気味な雰囲気の漂う玩具です。YouTubeでたまたま発見したのですが、これは一見の価値あり?!です。果たして子供向けと言えるのかどうか?ジーっと眺めているとどこか異次元の世界に入ってしまったような錯覚を覚えます・・・。
■さて、今日の独断と偏見に満ち溢れたSELFISHな曲は・・・、
不思議な魅力に溢れるイギリス出身のバンドで、そのアナーキーにも似たアナログサウンドへの拘りは半端ではない。どこか懐かしく、それでいて新鮮でコンテンポラリーなグルーヴは一度聴いたらクセになりそうだ!
Kitty Daisy & Lewis - 『Going Up The Country』
ABOUT・・・、
Kitty Daisy & Lewis & Going Up The Country
~The sound of yesteryear, but also a band for the future!~
彼らの音楽は、過去と未来を自由に行き来するタイム・マシーンのようなもの。
あの若さでどうしてこんな音創りができるのか?本当に不思議な気がします。
しかし、彼らの音楽は決して奇をてらった薄っぺらいコピーキャットではなく、温故知新の精神を活かしつつ紛れもないアイデンティティとオリジナリティを有している点が凄いところです。
■イギリスという国は本当に凄い!エボルーショナル&エネルギッシュで最高にかっこいいサウンドとマインドをもったミュージシャンが次々と生まれてくる。ロンドン出身のKitty Daisy & Lewisは兄弟、姉妹のバンド!Kittyはまだ高校生、Daisyは20歳そこそこ、Lewisは19歳と聞いてビックリです。この「Going Up The Country」(2008年に発売されたセルフタイトルのアルバム「Kitty Daisy & Lewis」の1曲目に収録)のPVを初めて見た時、彼らがまさかそんなに若いとは夢にも思わなかったのですが(実際は今より1歳ほど若かった)、最近にはないレトロっぽいアナログ音と若くて魅力的なアーティストとのミスマッチの妙みたいなインパクトがありました。そして1950年を彷彿とさせる空気感を漂わせ、それでいて、古臭さを排除したコンテンポラリーなテイストと独特なVIBEに目と耳が釘付け状態でした。まさに良い意味でのキワモノ的な迫力があります!KittyとDaisy、2人の姉妹の若い美貌と相まってさらに独特な世界を創っているようです。
▼この『Going Up The Country』は、1960年後半、アメリカの「Canned Heat」というブルース・ロックバンドのカバー曲。Canned Heatの中でも最も有名な曲ですので、このことに気が付いた人も多いかもしれません。ビルボード・トップ100のシングルチャートで11位、世界25ヶ国でNO.1を獲得するほどの大ヒットとなりました。ギタリストのアラン・ウイルソンのとぼけたような、アーシーでほのぼのとしたボーカルは実に良い味を醸し出しておりましたね。
しかし、実はCanned Heatの『Going Up The Country』もカバー曲で、ルーツのルーツは1928年に発表されたHenry Thomasの『Bull Doze Blues』なのです。アラン・ウイルソンがこの曲を忠実に再現したようです(あの印象的なフルートの音まで)。Kitty Daisy & LewisもHenry Thomasの『Bull Doze Blues』も聴いていると思いますので、タイトルはCanned Heatと同じ『Going Up The Country』ですが、恐らく本家本元を聴いて触発されたのではないでしょうか?
※Henry Thomas(ヘンリー・トーマス:テキサス出身。1874年生まれで没年は不詳)は、あえてカテゴライズするならカントリー・ブルースのシンガー&ミュージシャン(ギター)で、彼の曲は他にもタジ・マハールやグレイトフル・デッドなどがカバーしています。余談ですが、映画俳優のHenry Thomas(E.T.やギャング・オブ・ニューヨークなどに出演)とは全くの別人ですので・・・。
因みに、Cannde Heatは1965年に結成され、モントレーやウッド・ストック(1969年)などのビッグイベントに出演し一躍有名になり、同時にヒッピー時代の輝けるバンドの1つでもありました。そして、数え切れないくらいのメンバーチェンジ(ざっと50人くらいはメンバーが代わっている)をしながら今でも活動を続けているコアなバンドでもあります。もっとも、当初のラインアップで残っているのはFito de la Parraというドラマーだけですが、それでもCanned Heatとして45年近く活動を続けているわけですから大したものです。
▼Canned Heat Official Website
http://www.cannedheatmusic.com/
■音楽は少なからず、過去のバンド、ミュージシャンの影響を受けるものですが、彼らが何故、1940年、50年代の音楽に惹かれたのか?彼らの年代からすればもっと最近の音楽に感化されてもよさそうなのに・・・。この入り口からして、既に強烈な個性を放っているわけです。
彼らの音楽はR&B、スウィング、ブルース、ジャンプブルース、カントリーウェスタン、ブルース、ロックンロール(ロカビリー)、さらにハワイアンなど多くのジャンルをベースとしており、影響を受けたミュージシャンは?と尋ねれば、Louis Jordan, Louis Prima and Louis Armstrong (who we call the three Louis's). Muddy Waters, Lightnin' Hopkins, Big Bill Broonzy, John Lee Hooker, Sonny Boy Williamson, Made Lux Lewis, Albert Ammons, Clarence Pinetop Smith, Blind Lemon Jefferson, Booker T & the MG..s, Johnny Cash, Little Richard, Mississippi John Hurt, Nina Simone, Ray Charles, Robert Johnson, Rufus Thomas, Little Brother Montgomery, Sam Cooke, Elvis Presley, T-Bone Walker・・・などなど、広い意味でのルーツミュージックの根幹を成す歴史的の名ミュージシャンの名前が湯水の如く彼らの会話の中に出てきますが、この徹底ぶりには脱帽です。
また、バンドがレコーディングするためのスタジオを自宅に作ってしまったLewisはレコーディング用機材も1940,1950年代の機材に拘り、8トラックの1インチテープ機やマイクもビンテージもののBBCとRCAマイクを用意し、レコーディングの際はコンピューターやデジタル機材は一切使わないとのこと。この若さで今どき、45rpm、78rpmのレコードを自宅で製作してしまうのですから、まさに筋金入りのアナログフリークといえます。
とりわけLewisは78rpmのコレクターでありDJもやっているように、アナログへの執着は半端ではありません。
■彼らは全員、マルチプレイヤーと言っても過言ではなく、ギター、ピアノ、バンジョー、ラップスティール・ギター、ハーモニカ、ダブルベース、ウクレレ、ドラム、トロンボーン、木琴、アコーディオンなど複数の楽器を演奏します。ステージでも担当楽器のクロスオーバー状態で、それを見ているだけでも楽しくなります。3人はご両親(父親のGraeme Durham、母親のIngrid Weiss)と一緒に住んでいるのですが、お父さんはギター、お母さんはダブルべース・プレイヤーとしてライブなどに参加します。結局、家族全員がプロフェッショナルとして1つのバンドで音楽を愉しんでいることになります。これも実に羨ましい限りです(特に、小柄なお母さんが大きなダブル・ベースを弾く姿は、これまたかっこいいのです)。
それにしても、この若い3人は1940、1950年代の音楽のマインドとフレイバーを前面に出しつつ、コンテンポラリーな要素をトッピングして自分達の「音」を体現して魅せてしまうのですから、まさにBIG SURPRISEです。しかも彼らは決して無理をしてるわけでもなく、愉しみながらごくごく自然にやってのけてしまうのですから恐ろしささえ感じます。とりわけ末っ子のKittyは、まだあどけなさが残る可愛い女の子にも拘わらず、レトロ・テーストとSOMETHING NEWをきちんと自分のものにしている。どうして?と考え込んでしまうほどです。いずれにしても単純に良いものは良いと感じればそれでOKです。まあ、オヤジとしてはこのバンドは、もちろんご両親も含めて心から応援したくなる価値のあるアーティスト集団だと思います。
▼My Space Website!
http://www.myspace.com/kittydaisyandlewis
||| DISCOGRAPHY |||||
▼Kitty Daisy & Lewis

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||| TRACKS |||
01.GOING UP THE COUNTRY
02.BUGGIN' BLUES
03.POLLY PUT THE KETTLE ON
04.HONOLULU ROCK- A ROLL- A
05.I GOT MY MOJO WORKING
06.MEAN SON OF A GUN
07.HILLBILLY MUSIC
08.MOHAIR SAM 9. OOO WEE
09.SWINGING HAWAI
10.SAY YOU'LL BE MINE(Bonus Track)
▼A-z Of Kitty, Daisy & Lewis: The Roots Of Rock 'n'Rool

※次に彼らのご両親が出演しているクリップも!
▼Kitty, Daisy & Lewis - I got my mojo working (Berlin, Dec. 13, 2008)
※因みにこの映像の中でダブル・ベースを弾いている女性がお母さん、そして座ってフォーク・ギターを爪弾いているお方がお父さんです。こうしてみるとお2人とも小柄で非常に可愛らしい感じがします。同時に人間的にどこか温かみを覚えますね。
▼せっかくの機会ですので、Canned Heatの『Going up the Country』も!
※こうして改めて聴いてみると、アラン・ウイルソンの歌声とタイトル通りの牧歌的なイメージとが絶妙なVIBEを生み出しているのが分かります。やはり、フルートがなんとも言えないアーシーさを漂わせています。『Going up the Country』はCanned Heatの3枚目のアルバム『Living The Blues』に収録されています。
▼そして、さらにルーツを辿っていくと、前記しました
Henry Thomasの『Bull Doze Blues』に行き着きます。
そこで、音源だけですがルーツのルーツをちょっと聴いて見て下さい!
※プリミティブで味があると言いますか・・・、しかし1928年にこの音を創り出したことを考えますとHenry Thomasさんもやはり只者ではないことが良く解ります。
ひとつの曲が、1928年のHenry Thomas、1968年のCanned Heat、そして 2008年Kitty, Daisy & Lewisと80年もの長きにわたり、それぞれ姿を変えつつ脈々と受け継がれていった訳ですね。何と19世紀のブルース・ミュージシャンのナンバーを若いイギリスのアーティスト達がものの見事に甦らせた気がします。
まさに音楽に歴史あり!
とにかくKitty, Daisy & Lewisにはこれからも
アナーキーな精神で頑張ってもらいたいものです!!!
||| BOOK★WORM |||||
▼「生物の驚異的な形」
太古の原生生物から奇妙な無脊椎動物、植物から動物まで、なぜ自然界はこんなにも美しいのか。アール・ヌーヴォーにも影響を与え、ヨーロッパ中で100年以上愛されてきた貴重な「芸術的な生物画集」、待望の刊行。
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■James The Bookend,2004■

▼Daniel Black & Martin Blum
~ジェームズ・ザ・ブックエンド,オレンジ~
ジェームズ!と呼ぶと、力を貸してくれそうな響きがあるのは、007のジェームズ・ボンドのイメージ?ブックエンドのジェームズを本棚、デスク、テーブルなど必要な場所にいくつか配置してください。デザイナーの作品集はもちろん、大歳時記やオックスフォード英和辞典のようなハードな本もしっかりサポート。文庫本を数冊ゆったりとはさんでも、ジェームズはそれなりにがんばります。本体はゴムですが、底に取り付けたステンレススチールの板が抜群の安定感をお約束します。
※素材:ラバー・ステンレス
※デザイン:イギリス,製造:台湾
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