オペラ座の夜ACT26 「日本の歌劇団」
PRESENTED by TSUTOMU SHIMOGUCHI
更新日09.07.03 コメント:0件 トラックバック:0件
7月の声も聞いて本格的な夏を迎えつつある。みなさまの住んでいる場所では梅雨は明けましたか。東京に住む私はじめじめした日が続き体調管理の難しさを痛感しています。
さて今回は
日本のオペラはどうなっているのか、
ということを考えてみたい。
日本は世界的に見てもトップクラスのクラシック音楽消費地。特に東京は世界各国からトップクラスの演奏家がそれこそ毎日公演を行っている。しかも新国立劇場という東京のオペラハウスがあるにもかかわらず引越公演と称して今年だけでもイタリアからミラノ・スカラ座、ロシアからボリショイ・オペラ、フランスからリヨン歌劇場管弦楽団などがやってくる。
まさに東京の音楽ファンはお財布がいくらあっても足りないというのが本音であろう。こうした海外からやってくる団体もあれば日本独自に活躍する団体ももちろんある。
■まず紹介したいのは
「藤原歌劇団」
日本オペラ振興会という呼び名もあるがここではその辺の詳細は省略させていただく。
日本を代表する「我等のテナー」、藤原義江氏が立ち上げた団体で日本のオペラ普及のため様々な活動を行ってきた。近年ではイタリアより著名な歌手を招聘してイタリア・オペラを安心して観られる演出で楽しませる、というのが特徴だった。特徴だったというのは最近ではそのコンセプトが若干変わってきたからだ。
先日上演されたドニゼッティのラブ・コメディー「愛の妙薬」は舞台を現代に置き換え物議をかもし出した。ある意味今後どのような方向性を打ち出してくるのか、大注目と言えるだろう。
■続いてご紹介するのはここ近年、独自の方向性を打ち出してきた
「二期会」
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1952年創立のこの団体。これまでに様々な名作を日本で上演してきた。もともと歌手の集まりともいえる二期会は基本的に海外から歌手は招聘せず(特例有)日本の歌手だけでオペラを上演している。そのため藤原歌劇団と比べ地味な印象もあったが昨今「オペラは演出の時代」という言葉でも表せるように注目の演出家を招聘して独自性見出している。招聘される演出家はお茶の間でもおなじみの宮本亜門、ドイツ語圏で大人気のペーター・コンビチュニーなど何かをやってくれそうな顔ぶれが揃っている。今後も注目の作品が準備されているのでぜひHPをマメにチェックしていただきたい。
■最後に紹介するのは先に取り上げた二台団体とはまったく違う活動をしている団体、「こんにゃく座」だ。
グランド・オペラのような派手な上演ではないけれどひねりのきいた注目の公演も多くある。71年に結成されたこの団体は基本的にオーケストラは使わずピアノ伴奏で行い年2,3回の本公演以外学校などを廻りオペラを紹介している。上演回数は年200回を超えるといわれもっとも活動的な団体と言えるかもしれない。内容がわかる歌に重点をおいているため日本語訳はイタリアやドイツ的歌唱とは違うように感じるだろう。ただ音楽と演劇が融合したエンターテイメントであるオペラである以上こうした考えも大切だと思うのだが。
また取り上げる作品もオリジナルが多く馴染みある宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」「注文の多い料理店」や「ガリバー」「ピノッキオ」などを原作にしているものが多い。
そんなこんにゃく座が今秋9月10~13日、この団体の大当たりプロダクションともいえる「変身」を再演する。原作はもちろんあのカフカ。しかも東京のあと水戸でも上演。そしてその足でオペラの本場、欧州にも乗り込む。10月10,11日にはなんとカフカゆかりの地、プラハでこの作品は上演される。まさに歴史的な事件と言っても良いだろう。
■P R O F I L E ___________________________________________
▼下口 努(しもぐち つとむ)
1966年東京生まれ。映像プロデューサー、音楽愛好家。FM横浜、J-WAVEなどラジオ・ディレクターを経てCS放送の音楽専門チャンネルに転職。テレビ・ディレクター/プロデューサーとして夏のフェスティバルやアンプラグドなど数多くの音楽番組を手がける。現在は様々なエンターテインメント専門チャンネルを運営するCS局でプロデューサーとして活躍している。共著に「ワーグナーの力」(青弓社)がある。
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▼新国立劇場Website▼
http://www.nntt.jac.go.jp/
▼▽▼ 「オペラ座の夜」BACK NUMBER ▼▽▼
ACT25 「愛の形」
ACT24 「新シーズン②」
ACT23 「新シーズン①」
ACT22 「家でオペラ」
ACT21 「本場でオペラ②」
ACT20 「本場でオペラ①」
ACT19 「いい席で観たい!」
ACT18 「ト書きって何?」
ACT17 「新国立劇場、今シーズンの演目!」
ACT16 「クラシックな夏フェス」
ACT15 「ば・ロック」
ACT14 「オペラなファッション」
ACT13 「亜細亜で歌劇」
ACT12 「夏はオペラ」
ACT11 「オペラと現代」
ACT10 「オペラと映画」
ACT09 「オペラの御作法 拍手篇」
ACT08 「オペラのシーズン」
ACT07 「オペラとスキャンダル」
ACT06 「夏もオペラ②」
ACT05 「夏もオペラ①」
ACT04 「伝統か?革新か?」
ACT03 「芸術?!入門」
ACT02 「税金はどこへ行く?!」
ACT01 「オペラは敷居が高い?!」
■□■ YOU-NEXT PHOTO SLIDESHOW ■□■
「オペラのある風景」 PHOTO by TSUTOMU SHIMOGUCHI
||| BOOK★WORM |||||
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スタンヤコブ社はヨーロッパでも有数の大手老舗バッグメーカーであり、スクールバッグに関してはヨーロッパ最大規模のドイツメーカーです。1934年の開業当初は作業用手袋、革靴などの製造に携わってきました。その技術を生かし本格的な小学生向けのバックパックの生産を始め、今ではシェア60%以上というメーカーに成長しました。
「デザイン=機能性・実用性・耐久性」
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家庭用プラネタリウム ホームスターPRO 2nd edition (ブラック)
<特徴>
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・肉眼で見える星数を超えた、業務用並の約6万個の投影機能!(6.5等星までの恒星:約1万個、天の川:約5万個)※PROと同等。
・約12分で全天が一周する日周運動機能
・15/30/60分で自動的に電源がOFFになるタイマー機能
・ランダムなタイミングで星が流れる流星機能
・コンパクトサイズ
・軽量で、場所を取らず持ち運びも便利
・投影角度やピント調整が可能
・ソフトの恒星原板は差替え式
<セット内容>本体、ACアダプター、専用原版ソフト3枚、取扱説明書
<素材>本体:ABS/鉄他、原板:アクリル
■イケテイ [シーザー] 地生 トートバッグ■
~国産牛の原皮を用い、日本の職人により日本で作られた純国産バッグ~

※『地生』とは、国産牛の原皮を用いた業界用語。その地生を用い、日本の職人により日本で作られた純国産バッグ。それが地生シリーズです。地生は本来、高級車用のカーシート、革ジャンなどに用いられてきた高級素材。使えば使うほどソフトに、そして光沢が増すその風合いは独特のものです。デザインは鋲を強調しつつも、全体的にはシンプルな外観。カジュアル、ビジネスでもご使用いただける仕様。サイドにはペットボトルなどが収納しておけるファスナーポケットがついており機能的です。
シーザーは1972年以来30年以上作り続けてきたオリジナルブランド。時代の流れに対応した機能性を備えつつ、普遍的なデザインや長年培ってきた技術を活かした縫製。
【寸法】W35×H36×D10cm
【素材】表/牛革、裏/綿
■イームズ ハング・イット・オール■
by Charles & Ray Eames
~Eames Hang-It-All,1953~
イームズ夫妻は、1950年代に入ってから子供を対称にしたプロダクトを数多くデザインしています。このシンプルなコート掛け、「ハング・イット・オール」は1953年の作品。イームズ作品としては珍しくポップで、子供っぽく見える色使いですが、カラフルなメープル材を塗装したボールの小さい方はジョージ・ネルソンのボールクロックと同じ、当時の最先端素材を使っています。また、ワイヤーはシェルチェアーなどのベースに使われているスチールワイヤーをペイントして応用するなど、洗練されたデザインを大胆に試みています。コート以外に好きなものを掛けて使えるのはもちろんですが、何もかけないでもオブジェとして楽しめるデザインです。
※素材:スチールワイヤー,メープル
※台湾製
※取り付け用の金具付
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