「BUZZ & BEAT!」(21) -2009.9.6.SUN-
『WHAT IS HIP? by TOWER OF POWER 』
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更新日09.09.06 コメント:0件 トラックバック:0件
「BUZZ & BEAT!」OaklandFunkの真髄
このところ、朝夕はかなり涼しくなってきました。秋はもうすぐそこまで来ています。皆さん、いかがお過ごしでしょうか?今夏は昨年と比べてそれほど猛暑という感じはしませんでしたが、それでも何となく夏バテ気味という方に、元気の出るFUNKYな曲を紹介しましょう!
FUNK ODYSSEY~キャリア40年を誇る最強ファンク・バンド!~
「TOWER OF POWER」
そうです!彼らの実力と人気を決定的したファンクのマスター・ピース
「WHAT IS HIP?」を聴いて下さい!
▼Tower of Power - What Is Hip? - 1998
※「WHAT IS HIP?」は1973年にリリースされた3枚目のアルバム
「Tower Of Power」に収録。
※ホーン・セクションを取り入れたバンドと言えば、日本では東京スカパラダイスオーケストラ、古くはスペクトラム、海外ではシカゴ、ブラッド・スェット・アンド・ティアーズ、チェイス、アヴェレージ・ホワイト・バンド、アース・ウインド・アンド・ファイアー、L.A.エキスプレス、スライ&ザ・ファミリー・ストーンなどなど、たくさんありますが、切れ味、ノリノリ感はこのTower Of Powerが随一ではないでしょうか?と言うのも...、ホーン・セクションのスキルと多様性は当然のことながら、ドラムとベースのコンビネーションが圧巻で、もの凄くタイトなグルーヴを生み出しているからです。息の合った抜群のリズム・セクションとホーン・セクションが渾然一体となって、さらに巧みなオブリのハモンド・オルガンとシャープなカッティングのギターが隙間を埋めるかのように迫り来るWAVE、疾走感にはまさに鬼気迫るものです。そしてこの「WHAT IS HIP?」は、そんな彼らのプライオリティや特異性を存分に魅せてくれる1曲に仕上がっています。
||||| HISTORY ||||
■40年のキャリアを誇る最強ファンク・バンド、TOWER OF POWER(パワー・オブ・パワー)は1968年、テナーサックス奏者のEmilio Castillo(エミリオ・カスティーヨ)とバリトンサックス奏者のStephen "Doc" Kupka(スティーヴン・"ドッグ"・クプカ)が中心となって、Francis Rocco Prestia(フランシス・ロッコ・プレスティア:ベース)、David Garibaldi(デヴィッド・ガリバルディ:ドラムス)、MicGillete(ミック・ジレット:トロンボーン、トランペット)、Greg Adams(グレッグ・アダムス:トランペット)等が加わり、カリフォルニア州オークランドで結成された。その後活動の拠点をサンフランシスコに移す。そこで、ビル・グラハムのレーベル「San Francisco Records」と契約し1970年、ファースト・アルバム「East Bay Grease」をリリースする。
※エミリオ・カスティロとスティーヴン・"ドッグ"・クプカの関係においてこんな話がある。1968年当時、エミリオは自宅でバンド・メンバーのオーディションをしたいて、そこにはスティーヴンの姿もあった。そして、リハーサルの合間にエミリオの父親がキッチンにエミリオを呼んでこう進言した。「あいつを雇え!何か他とは違うものがあるぞ!」と・・・。
■Warner Bros. Recordsに移籍し、「Bump City」(1972年)、「Tower of Power」(1973年)を発表する。この2枚のアルバムでTower of Power(以下TOPとも表記)は実質的にブレイクすることになる。特に1973年の春にリリースされた「Tower of Power」は、今日に至るまで最も成功したアルバムである。このアルバムからは今回の「What Is Hip?」をはじめ、「So very Hard To Go」「This Time It's Real」など3枚のシングルが発売された。そして「What Is Hip?」はTOPの最強のキラーチューンでありテーマ曲のような存在で、TOPはこの曲をライブで必ず演奏するようだ。1974年には「Back to Oakland」「Urban Renewal」を発売。この頃になるとよりファンク色が強い音楽性が感じられる(時代及び契約レコード会社の要請もありディスコ・サウンドを演奏する方向性も多少あった)。また同年には「In The Slot」もリリース。
1980年代に入るとディスコ・ブームの影響もあってか活動自体が渋滞していたのでアルバム製作も少なくなる。しかし、1991年にエピック・レコードと契約し心機一転のスタートを切る。オリジナル・メンバーの減少、メンバー交代などがありながらもオークランド時代のハツラツとしたパフォーマンスを披露。ワールド・ワイドなツアー・サーキットにも力を入れるなど、1990年代は「Monster On a Leash」を皮切りに現在までスタジオ、ライヴ・アルバムを11枚リリース。2003年2月、生体肝移植手術を克服しFrancis Rocco Prestia(フランシス・ロッコ・プレスティア:ベース)がバンドに復帰しDavid Garibaldi(デヴィッド・ガリバルディガリバルディ:ドラム)との黄金のリズム・セクションが復活したのは頼もしい限りだった。最新作は2009年に発売された「The Great American Soulbook」で、トム・ジョーンズ、ヒューイ・ルイス、サム・ムーア、ジョス・ストーンなど錚々たる顔ぶれがゲストで参加。現在も以下のメンバーで精力的に活動を続けている。
||||| CURRENT LINEUPS |||||
■Emilio Castillo(エミリオ・カスティロ:テナー・サックス、ヴォーカル)
■Larry Braggs(ラリー・ブラッグス:ヴォーカル)
■Tom Politzer(トム・ポリッツァー:サックス)
■Stephen "Doc" Kupka(スティーヴン・"ドッグ"・クプカ:サックス)
■Mike Bogart(マイク・ボガート:トランペット、フリューゲルホルン、ヴォーカル)
■Adolfo Acosta(アドルフォ・アコスタ:トランペット、フリューゲルホルン)
■Roger Smith(ロジャー・スミス:キーボード、ヴォーカル)
■Mark Harper(マーク・ハーパー:ギター)
■Francis Rocco Prestia(フランシス・ロッコ・プレスティア:ベース)
■David Garibaldi(デヴィッド・ガリバルディ:ドラムス)
■1968年の結成から今年でまる41年!これだけでも驚きですがさらに驚かされるのが、タイトで切れ味鋭いリズム・セクションとエッジの効いた、シャープで隙のないホーン・セクションは全く衰えを知らないところ。さらにTOP史上、最高のヴォーカルと誉れ高いラリー・ブラックス、そしてロックテイスト溢れるエッジーなギタリストであるマーク・ハーパーが加わることによって、これまで以上のパワーが生まれたようです。まさに、今が「最強のTower Of Power」と言えるかもしれません。エミリオ・カスティロも「今は、我々の長い歴史の中でも実に素晴しいメンバーが揃っているという実感がある。」と言葉を綴っておりました。ここ数年、来日公演を行っていますが、今年(2009年)、5月にもブルーノート東京をはじめ、CLUB QUATTRO広島&心斎橋で意欲的なライブ・パフォーマンスを魅せ、最強のTOP、ここにあり!を見事に証明しました。
これまで60人以上に及ぶメンバー交替があったわけですが、TOPの根幹を成すエミリオ・カスティロ、スティーヴン・"ドッグ"・クプカのホーン・セクション、そしてデヴィッド・ガリバルディとフランシス"ロッコ"プレスティアのリズム・セクションが頑張っているお陰で私達は最高のFUNKを愉しむことができる。また、ソウルフルなバラード・ナンバーもまだまだ健在。本当にこの4人を中心に全てのメンバーに感謝したいところです。
■TOPのオフィシャル・サイトでライヴ・スケジュールを検索したのですが、2009年9月から来年2010年の7月までライヴ日程がビッシリ詰まっておりました。それもアメリカ国内だけではなく、ドイツ、イギリス、スイス、スウェーデン、デンマーク、ノルウェイなどのヨーロッパ・ツアーを含んでのことですから、本当に凄いパワーと情熱です。
私が大学生の頃に初めて聴いた「What Is Hip?」が、35年もの間演奏され続けていてもいささかも鮮度を失うことなく、かつパフォーマンスも少しも色褪せることがなく、むしろパワー・アップしているとは...!これにはただただRESPECTあるのみです。
スティーヴン・"ドッグ"・クプカとデヴィッド・ガリバルディは共に1946年生まれなので今年63歳、そしてエミリオ・カスティロは59歳、フランシス"ロッコ"プレスティアは58歳です。この年齢を聞くとまさに驚異ですね。ローリング・ストーンズ、エアロ・スミス、ロッド・スチュアート、ロバート・プラント、エリック・クラプトンなど還暦を過ぎ、もしくは還暦間近なアーティストが今でも現役で活動している姿には元気付けられます。彼らに共通しているのは、オールド・ファンはもちろんのこと、世界のあちらこちらで若く新しいいジェネレーションも彼らの音楽に興味を持ち、ライヴなどにやって来たりCDを買ったりしていることでしょう。上質の音楽はまさに「タイムレス、エイジレス、ボーダレス」です。
そしてTower Of Powerは最強ファンク・バンドとして
まだまだその真っ只中にいるのです。
||||| EXTERNAL LINKS |||||
▼Tower of Power Official Site
http://www.towerofpower.com/
次のナンバーも超ゴキゲンなFUNK & SOULを聴かせてくれます!
▼Tower of Power - Down to the Nightclub- 1991
※この「Down to the Nightclub」は2枚目のアルバム「Bump City」に収録されている曲です。夜ごと繰り広げられるナイト・クラブでの客の蛮行を歌った曲で詞の中にアルバム・タイトルになっている架空の店が出てくるのも面白い。
||||| RELATED★WORKS |||||
▼「Tower Of Power」

■TUNES
1 What Is Hip
2 Clever Girl
3 This Time It's Real
4 Will I Ever Find A Love?
5 Get Yo' Feet Back On The Ground
6 So Very Hard To Go
7 Soul Vaccination
8 Both Sorry Over Nothin'
9 Clean Slate
10 Just Another Day (04:38)
▼Live In Germany 6.11.2005(DVD)

※HMVレビュー
今年結成40周年を迎える伝説のスーパー・ファンク・グループであり現役で活躍するTower Of Power。エミリオ、ロッコ、ガリヴァルディらオリジナル・メンバーが勢揃いし、ファンクありバラードありとおなじみのナンバーを全14曲、80分にわたって怒濤のごとく展開した05年のドイツの最新ライヴ映像がDVDで登場です。
||||| OTHERS |||||
||||| NEWS & TOPICS |||||
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