「BUZZ & BEAT!」(22) -2009.9.18.FRI-
『Still Got The Blues by Gary Moore』
その他、NEWS & TOPICS、PRODUCTS INFO、今日の書籍など
PRESENTED by ZAKK
更新日09.09.18 コメント:0件 トラックバック:0件
さて、私達にとって身近な楽器はたくさんありますが、中でもGUITARは老若男女、非常に親しまれている楽器のひとつでしょう。街中を歩いていてもギターケースを抱えた人々をたくさん見かけます。
そこで今回は、「泣きのギター」についてちょっと触れてみたいと思います。昨今、日本の音楽シーンでは「泣きのギター」とは無縁の楽曲ばかりで、若い音楽ファンにしてみれば「何それ?」といったところかもしれませんが、私の年代においては欠かすことの出来ない拘りポイントで、本格的な秋を目前にしたこの時期は特に「泣きのギター」が恋しくなる?のかもしれません。
■「泣きのギター」で思いつくアーティスト&楽曲として・・・
サンタナ「哀愁のヨーロッパ」、ジェフ・ベック「悲しみの恋人達」、イーグルス「ホテル・カリフォルニア」、マイケルシェンカー「ロスト・ホライゾンズ」、ランディーローズ「ミスター・クローリー」、Y&T「Rescue Me」、Roy Buchannan「The Messiah Will Come Again」、Beatles「While My Guitar Gently Weeps:lead by Eric Clapton)、Yngwie Malmsteen「Brothers Prisoner of Your Love」、Wishbone Ash 「Throw Down the Sword」、Steelheart「She's Gone」、ポールコゾフ「チューズデイ・モーニング」、フレディ・キング「same old blues」、Led Zeppelin「Since I've Been Loving You」、Aerosmith「Dream On」、The Ventures「The Sentimental Guitar」...などが挙げられますが他にもたくさんあります。
■私がイメージする「泣きのギター」の条件みたいなものはと言うと、スロー・バラード風であること、歪んだサスティーンの効いた音色、緩急のあるフレーズ、激しいヴィブラートとチョーキング、そしてマイナー・スケールを多様した旋律あたりでしょうか。月並みに言うなら「哀愁」「郷愁」を感じさせてくれるもの。しかし、一番のポイントはムード歌謡と一線を画する何かがある!ことですね。人それぞれに「泣きのギター」と感じている作品があるでしょう。皆さんにとって一番印象に残っている曲はなんでしょうか?
敢えて前記しませんでしたが、私の中では「泣きのギター」の名手となるとどうしてもGary Moore(ゲイリー・ムーア)ということになってしまいます。ギターが泣いていると同時に表情はもちろんのこと身体全体を使っての泣きのパフォーマンスは圧巻ものです。「Parisienne Walkways」(邦題:「パリの散歩道」)、「John Sykes」、「Is This Love?」、「Please Don't Leave Me」、「Valley of The King」などなど随所で泣きのギターを聴かせてくれますが、私が一番好きなのは、今日のクリップでご紹介する「Still Got The Blues」ですね。コテコテのマイナー調の曲ですが、ベースにあるブルージーなテイストがフレーズに反映されていて、深みのある泣きのギターを聴かせてくれます。
▼Gary Moore - Still Got The Blues (Live)
※イントロのキャッチーなギターリフは、ややもすればムード歌謡そのものですが、ヴォーカル、アドリブと流れていくうちにブルースのグルーヴが見事にそのイメージを払拭しています。この曲は1990年3月にリリースされたブルース・アルバム「Still Got The Blues」のタイトル・チューン。このアルバムには友達関係にあったジョージ・ハリソンをはじめ、ブルースの大御所、アルバート・キング、アルバート・コリンズ等がゲスト参加しています。商業的にも大成功を収めアメリカで200万枚、全世界で300万枚を売り上げました。アイリッシュ・トラッド、へヴィメタルなどこれまで幅広いジャンルでプレイしてきたムーアが、自分のギター・ルーツでもあるブルースに回帰し、その記念すべき瞬間を叙情的に表現しているパフォーマンスのような気がしてなりません。
||||| ABOUT GARY MOORE |||||
Gary Mooreは人気のあるアーティストで熱狂的なファンも多いのですが、ここで簡単に彼のアウトラインをご紹介しておきます。
■Gary Moore(ゲイリー・ムーア:本名Robert William Gary Moore)は、1952年4月4日生まれの北アイルランドのベルファスト出身(ギタリスト、シンガー・ソング・ライター、ヴォーカル)。最初は父親の勧めでピアノを習っていたが10歳頃からギターを始める。当初は「シャドウズ」のコピーに没頭していたが、やがてジェフ・ベックやエリック・クラプトン、ジミ・ヘンドリックス、ジミー・ペイジなどブルース系のギタリストに強く影響を受けるようになる。とりわけフリートウッド・マックの創設メンバーでもあるピーター・グリーンの影響力は強く、プロ・ギタリストになる決意を固めることとなる。
ムーアは14歳の時、ビートルズやストーンズのカバー・バンド「The Beat Boys」を結成。地元の有名なプロモーターだった父親はクラブ経営にも携わっていたため、そのクラブで初デビューをする。2年後、ダブリンに渡りアマチュア・バンドの「ザ・メソッド」のギタリストとしてギグをこなしていた時、ブラッシュ・シールズに誘われブルース・ロック・バンドの「スキッド・ロウ」に参加する。因みにこの時のメンバーはムーアとブラッシュ、ノエル・ブリッジマン、フィル・ライノットである(スキッド・ロウ時代にフリートウッド・マックのピーター・グリーンと知り合う)。3枚のアルバム製作に関るも1971年にスキッド・ロウを脱退。翌年、ロンドンで自身のバンド「The Gary Moore Band」を立ち上げるが、アルバムもヒットせず翌年には実質解散状態となる。
その後、かの有名な「シン・リジィ」、ジャズ・ロック・グループ「コロシアムⅡ」を経て、自身のバンド「G-Force」、さらにはジャック・ブルース、ジンジャー・ベイカーと共に結成した「BBM」など様々なバンドを渡り歩いてきた。
1980年以降はソロ活動に重点をおくようになり、多くのアーティストとのコラボをはじめ、ツアーにレコーディングに精力的に活動を続ける(ムーア初のソロアルバムは「Back On The Street」でその中の1曲が「パリの散歩道」である)。1982年に発表されたアルバム「Corridors Of Power」は日本で大ヒットし、翌年1月には初来日公演を果す。80年代、90年代そしてミレニアムに入ってからもマイペースで活動を続ける。その間、アルバムもコンスタントにリリース。最新作は2008年にリリースされた「Bad For You Baby」。
今年57歳になるが、まだまだ元気ハツラツのパフォーマンスを披露。いまだに絶大な支持を得ているギタリスト&シンガーである。
▼Gary Moore Official Website⇒http://www.gary-moore.com/
▼尚、詳しいBIOGRAPHYやDISCOGRAPHYなどはどうぞこちらを参照して下さい!
※ゲイリー・ムーア by Wikipedia
※http://music.geocities.jp/garymoorefansite/
※http://www.emimusic.jp/z-label/artist/garymoore.htm
▼ゲイリー・ムーアがブルースへ回帰した
記念すべきアルバム「Still Got The Blues」

※HMV レビュー
ハード・ロックを極めたゲイリーが自らのルーツへと目を向けたブルース回帰作にして、全世界で300万枚を売り上げたヒット作。1990年発表。ブリティッシュ・ブルースの世界を追求した内容で、かつて彼が影響を受けた名曲のカヴァーが中心。アルバート・コリンズ、ニッキー・ホプキンス、ジョージ・ハリスンなどがゲスト参加。
||| TUNES |||
01 Moving On
02 Oh Pretty Woman
03 Walking By Myself
04 Still Got The Blues
05 Texas Strut
06 Too Tired
07 King Of The Blues
08 As The Years Go Passing By
09 Midnight Blues
10 That Kind Of Woman
11 All Your Love
12 Stop Messin' Around
13 Stumble
14 Left Me With The Blues (bonus track)
15 Further On Up The Road (bonus track)
16 Mean Cruel Woman (bonus track)
17 Sky Is Crying (bonus track)
かのランディ・ローズをはじめ、メタリカのカーク・ハメットやホワイト・スネイクのギタリストだったジョンサイクスなど、多くのギタリストに大きな影響を与えたきた名ギタリストであるわけですが、日本におけるゲイリー・ムーアの人気を決定的にしたのはアルバム「Corridors Of Power」(1982年)と翌年の初来日公演以降でしょう。ムーアが30歳前後の頃ですね。今も相変わらずのタフネスぶりですが、当時のパワーはもの凄かった。正確無比でマシンガンのようなピッキングから生み出される速弾きは言うに及ばず、泣きのフレーズ、チョーキング、ビブラートとどれを取ってみてもオーディエンスを魅了する音圧でしたね。また、ギターに勝るとも劣らずムーアのヴォーカルも実にソウルフルで説得力に満ちています。
前述したように、彼が影響を受けたギタリスト達の顔ぶれを見れば、いかに「BLUES」に傾倒していたかが判ります。1990年頃からそのブルースへの回帰となる活動をするわけですが(途中でデジタル、テクノ音楽っぽいアティチュードになります。この時点で多くのファンが去っていったのは事実ですが、それはさておき...)、個人的には40歳頃からのゲイリー・ムーアが好きですね。ギターも歌も明らかに渋みが増した感じです。何故、ブルースへの回帰が始まったのか?その真意は全く分かりませんが(たまたま軽い気持ちで企画されたアルバム「Still Got The Blues」が予想外に大ヒットしたのでそれで気を良くしてブルース路線に方向転換したとも言われていますが...)、B.B.KINGとのコラボで実に楽しそうにプレイしている彼を見る限りでは、単純に「ブルースが好き!」ということなのだと思います。それと...、ムーアが最も影響を受けたギタリストであるピーター・グリーンは、「フリートウッド・マック」結成の前にエリック・クラプトンの後任として「ジョン・メイヨール&ザ・ブルースブレイカーズ」に参加し見事に大役を果したギタリストで、イギリスが世界に誇る卓越したブルース・マンです。ムーアは若い頃から抱いていた熱い想いを想起し、初心に帰っただけかもしれません。
■ブルースをプレイする上で、本来、そのリアルさメンタリティにおいてDNA的に白人は不利な面があるわけですが、ムーアはブルース・ロック的なアプローチで見事にブルース魂を謳い上げています。またこのことは、総じて他の白人の一流ブルース・ギタリストについても同じことが言えると思います。また、ロバート・ジョンソンがギタリストだったから言及するわけではありませんが、「ブルースとギター」の相性は格別なものがあります。プレイヤーの個性によって、ギターの持つ無限の多様性を秘めた響きが生み出されていきます。そして、ギタリストのピッキングやチョーキングのさじ加減ひとつで、一本一本の弦が奏でる音色の微妙な変化を愉しむことができます。ブルースは良い意味でのルーズ感があり、特にインプロヴァイゼーションにおいてギタリストは、変幻自在なスタイルでストレートに感情を吐露することができるのではないでしょうか。ムーアのようなエモーショナルなギタリストにとってはこの上ない舞台なのだと思います。ゲイリー・ムーアには「泣きのギター」ではなく、「泣きのブルース・ギター」という表現の方がシックリ来ると思います。そしてこの「Still Got The Blues」は、それを見事に証明した1曲ではないでしょうか...!同時にGary Moore=(Les Paul+Marshall)×E(Emotion)2÷B(Blues)=X この方程式から導き出された限りなく正解に近い答えなのかもしれません。
▼最後にBB KingとGary Mooreの「The Thrill is Gone」
これぞブルースにおけるインプロヴァイゼーションの楽しみ方!
||||| Gary Moore - THE OTHER WORKS - |||||
▼日本で爆発的にヒットしたアルバム「Corridors Of Power」

※HMV レビュー
ヴァージン・レーベルに移籍しての第一弾。1982年発表。ここではシンプルなブリティッシュ・ヘヴィ・メタル・サウンドを聴かせてくれている。ギタリスト、ヴォーカリスト、コンポーザーとしてのゲイリーの地位は確立された。
デジタル・リマスター盤
▼最新作「Bad For You Baby」

※HMV レビュー
ファン感激! 人間国宝と呼ばれるギタリスト、ゲイリー・ムーア。約1年ぶりのニュー・アルバムが完成!ブルーズを根底に、今作は世界中が切望していたハード・ロックを感じさせる傑作!咽び泣くギター・プレイあり、速弾きあり、時代に飲まれることなく己を貫く哲学的ロック・サウンドを聴かせる。(メーカー資料より)
▼「Live At Montreux 1990-2001」

※HMV レビュー
1990年から2001年までの間、計5回出演しているモントルー・ジャズ・フェスティヴァル。この計5回のパフォーマンスから満遍なく選曲された「ベスト・オブ・モントルー」的2枚組DVD。「Still Got The Blues」「Out In The Fields」「Parisienne Walkways~パリの散歩道」ほか代表曲ばかりで構成された全39曲のうち、なんと31曲が今回初出となります!Gary Mooreファン、ブルース・ロック ファン必見の約4時間です!
音楽CD、音楽DVD & Blu-ray 3点で25%オフ
||||| EXTERNAL LINKS |||||
▼The Official Thin Lizzy website⇒http://www.thinlizzy.org/
▼Skid Row Official Site⇒http://www.skidrow.com/
▼Peter Grenn Biography⇒http://www.fleetwoodmac.net/penguin/peter.htm
||||| NEWS & TOPICS |||||
■<鳩山内閣>支持率77% 小泉内閣に次ぎ歴代2位
■米歌手のマリー・トラバース氏死去
■ルノー、F1から追放も...八百長の容疑認める
■なぜ中古バイク買い取りは、大量宣伝しても儲かるか
■サンコー、重量8gのイヤフォン一体型音楽プレーヤー
-片耳装着型。ステレオ再生用イヤフォンも付属
■「セカイモン」にデジタルガレージが資本参加、Twitterで活性化
■女子中高生の「Twitter」認知度2割以下、「リアル」は7割以上
■ヴイストン、小型二足歩行ロボット「Robovie-nano」を本日発売開始
■人気住宅地も価格下落、高値取得の業者苦虫「売れない」
■松本潤が「彼氏にしたい俳優」でダントツの1位!血液型別ランキングでも大人気!
■世論調査―質問と回答〈9月16、17日実施〉
■行方不明だった猫、謎の3900キロの旅
■マドンナ、テレビCMにデーブ・スペクター登場
■ピンク・レディー、岩崎宏美...70~90年代アイドルたちのベストが一斉発売
■カニエ・ウェスト、活動休止!? ツアーキャンセルか。
■米Yahoo!が発表した、21世紀最も売れたシングルトップ20
■オノ・ヨーコのライヴ・ツアーに細野晴臣の参加が決定!
■90年代に人気を博したロック・バンド、DIZZY MIZZ LIZZYが復活!
2010年に再結成ツアー開催へ
~今年は「革のライダース・ジャケット」が流行るらしい!?~
||||| Harley Davidson Riders |||||
【Harley Davidson】高級牛革シングルライダース《B&S》
ついにリューグーレザーズに永遠のブランド "ハーレーダビッドソン"が登場!
正規ディーラーでも販売している、安心の品質&正規ライセンス商品を完全数量限定!50%OFFも当たり前の暴挙セールを実施!正規ライセンス(新品未使用)。
シンプルなデザインに白のロゴ刺繍が目を引く一品!シンプルだからこそ普段着としても使えますし、ライナー取り外し可能になってますので長い季節着用可能。これは幅広い活躍間違いなしです!厚み約1.2ミリの高級メス牛革COWを使用。柔らかく丈夫な特徴は昔からライダース素材として最も親しまれ、天然皮革使用で着込むほどクオリティアップ!この価格は他ではありません!この機会をお見逃しなく!
||||| BOOK★WORM |||||
▼「スライド・バイブル・スライド・ギター」
シンコー・ミュージック・ムック(CD付)

![]()
▼「聞いて・見て・吹ける!ブルース・ハープ入門」
シンコー・ミュージック・ムック(DVD付)

![]()
★ブルース・セッションに飛び入りで参加するなら!
音楽ランキング
★楽譜・音楽書籍・音楽雑誌はシンコーミュージック・エンタテイメント
購入はこちらから![]()
★☆★ YOU-NEXT LETTER ★☆★
毎週の更新情報&面白いトピックスなどをご案内!
メルマガのお申し込みは下記までお願い致します。
★http://www.mag2.com/m/0000261697.html
▽▼PLEASE,VOTE HERE!▼▽
※皆様からの清き一票をお待ちしております!
![]()
![]()















コメントする