「BUZZ & BEAT!」(28) -2009.11.30.MON-
『Super Group! Chickenfootをチェック!』
その他、RODUCTS INFO、今日の書籍など
PRESENTED by ZAKK
更新日09.11.30 コメント:0件 トラックバック:0件
まずはこの話題から!
「クラシック・ロック・アワーズ発表」
先日、イギリスのミュージック・マガジン『Classic Rock』が主催する2009年の「Classic Rock Roll Of Honour」アワーズの受賞アーティスト&作品が発表されました。一般投票により決まる最優秀ニュー・バンドには、サミー・ヘイガー、ジョー・サトリアーニ、マイケル・アンソニー(元ヴァン・ヘイレン)、チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)が結成したChickenfoot(チキンフット)が、最優秀アルバムにはAC/DCの『Black Ice』が選ばれた。
また、アンヴィルのドキュメンタリー『Anvil! The Story of Anvil(邦題:アンヴィル! 夢を諦めない男たち)』が最優秀DVD/映画を獲得。フロントマンのスティーヴ・"リップス"・クドローは「人生すべてをこれ(バンド)に捧げてきた。これまでで最も報われた瞬間だ」と喜びの声を上げた。
功労賞を受賞したロニー・ウッドは、ローリング・ストーンズやフェイセズとしてではなく個人で栄誉を称えられたことに感激、「ものすごく意味がある」「そろそろいいころだ。個人でもらったことなかったから!」と話している。
「Classic Rock Roll Of Honour」アワーズ2009の
主要部門の受賞アーティストは以下の通り。
■最優秀ニュー・バンド
チキンフット
■アルバム・オブ・ザ・イヤー
AC/DC『Black Ice』
■バンド・オブ・ザ・イヤー
アイアン・メイデン
■最優秀リイッシュー
ブラック・サバス・リイッシュー
■DVD/フィルム・オブ・ザ・イヤー
『Anvil! The Story Of Anvil』
■イベント・オブ・ザ・イヤー
ダウンロード・フェスティヴァル
■功労賞
ロニー・ウッド
■インスピレーション・アワード
ジョン・ボーナム
■革新者アワード
ジンジャー・ベイカー
■メタル・グル(リーダー)
ビフ・バイフォード(サクソン)
■スピリット・オブ・プログ
ドリーム・シアター
■クラシック・ソングライター
ポール・ロジャース
■クラシック・アルバム
エアロスミス『Rocks』
■カンバック・オブ・ザ・イヤー
モット・ザ・フープル
■リビング・レジェンド
イギー・ポップ
※ロンドンで開かれた授賞式には、ウッド、イギー・ポップ、ポール・ロジャース、ドリーム・シアター、エアロスミスのジョー・ペリーといった受賞アーティストのほか、ブライアン・メイ、スラッシュ、ZZトップらが出席した。
▼詳細は下記まで!
http://www.barks.jp/news/?id=1000054847
▼Classicrock Official Website
http://www.classicrockmagazine.com/
オールド・ファンならずともほとんどの洋楽ロックファンにとって、お馴染みのアーティストやグループがずらりと名を連ねていますね。その中で最も目を引く存在は「チキンフット」ですかね。新しいバンドなので、このバンドのことをあまりご存知でない方も多いかもしれませんが、バンドのラインアップを見てなかなか凄いメンツが揃っているなあ!と思われたことでしょう。
■そこで今日は、前掲した「Classic Rock Roll Of Honour」アワーズの中で最優秀ニュー・バンドに選ばれた「Chickenfoot」についてお話したいと思います。
サミー・ヘイガー(Vo & G)、ジョー・サトリアーニ(G)、マイケル・アンソニー(B)、チャド・スミス(Dr)!この4人が織り成すパフォーマンスは「さすが!」の一言に尽きます。そしてこの風変わりなバンド名は文字通り「ニワトリの足」ですが、バンド・ロゴは伝説の音楽イベント「ウッド・ストック」でお馴染み、平和の象徴であるロゴへのオマージュ的要素があって面白い。
★なにはともあれ彼らの素晴らしいパフォーマンスを!
▼Chickenfoot - "Soap On A Rope" Music Video
平均年齢54.5歳!
SUPERGROUP「Chickenfoot」の魅力とは?!
★「Chickenfoot」の短い歴史をちょっと振り返ってみます。
■メキシコにあるSammy Hagarが経営するクラブ「Cabo Wabo Cantina」でVan Halen時代のメンバーだったMichael Anthony、そしてRed Hot Chili PeppersのドラマーChad Smithと3人でジャムって遊んでいると、どこからともなくいつになったらレコーディングやツアーをするんだい?と言った話題が持ち上がってきます。そしてそんな周囲の問いかけに後押しされるかのように3人はバンドにはなくてはならないギタリストを探すことになった。そこでSammyは、予てから世界一のギタリストと思っていたJoe Satrianiにバンドの話をしたわけですが、Joeもこの申し出を快諾。こうしてSupergroup「Chickenfoot」は誕生しました。
結成に至るまでの経緯は全く自然で、ある種のノリでいったようなところがあるのが面白い。誰が最初にレコーディングやツアーの話を彼らに持ちかけたかは分かりませんが、まさに成り行き状態で話が進んだようですね。
さて、バンドとして最初のパフォーマンスは2008年2月、ラス・ベガスでもSammy Hagarのコンサートの会場でした。そこでLed Zeppelinの「Rock and Roll」やトラフィックのカバー曲など3曲披露しました。そのショーに関して、Michael Anthonyは「あの時、俺達はこれぞ化学変化というものを知ったね。なにより非常に楽しかったし、観客の皆もすごく満足していた。そこで俺達は次のステップに行って、さらに何ができるかを見たくなった。このままにして終わってしまうにはあまりにも楽しすぎた瞬間だったからね。」・・・と述懐していました。
Satrianiのツアー・スケジュールの合間を縫って、4人はSammyの自宅でレコーディングを始める。そして2009年6月4日にセルフタイトルのアルバム「Chickenfoot」をリリース(その当日、「The Tonight Show with Conan O'Brien」というテレビ番組で「Oh Yeah!」を演奏した)!その後、Chickenfootはヨーロッパ&アメリカ・ツアーに出る。
※「The Tonight Show with Conan O'Brien」の説明はこちらで!
■2009年10月に、Chad SmithがRed Hot Chili Peppersの通算10枚目となるスタジオアルバム制作のため、Chickenfootはしばらくの間(アルバム制作が終了するまで無期限)、停止状態となる(しかし、このような事態にはなったものの、2009年11月6日には、もう一度テレビ番組に出演)。Chad Smithはあるインタビューでこんなことを話していました。彼らと一緒に仕事をする機会は間違いなくあると思うよ。いろんなところからパフォーマンスのオファーが来ているのにそれが実現できないでいるので申し訳ない感じなんだ。Red Hot Chili Peppersのアルバム制作が終わったら、またChickenfootの活動を再開したい。最高に楽しいしChickenfootとして続けられない理由なんてないしね。俺達みんなはこのChickenfootは1回限りで終わりなんて誰も思ってない。俺達はバンドなんだ。これだけははっきりしているよ。俺がPeppersで活動をしている間、Joeは恐らくソロ・レコードの制作をしているだろうし、恐らくSammyとMikeは彼らなりにいろいろ何かをするどうしね。しかし、Peppersの仕事が終わったらすぐに、俺はChickenfootに直行さ。俺達はもっと良いレコードも作りたいし、それがプランでもあるし俺はそのことに拘りもあるからね。」・・・と。
Sammy Hagar、Michael Anthony、Joe Satrianiの3人もChad Smithと同じように、この4人でバンド活動を続けていく意欲を見せていますので、これからも素晴らしいパフォーマンスが期待できそうです。
■Chickenfootに関するいろんな記事を読んでいて思ったことは、ひょんなことから自然発生的にできたようなバンドですが、メンバー4人ともリスペクトや信頼感をベースにChemistryやMagicを感じ、心底音楽を楽しんでいる様子です。そして全員がこのままでは終わらず次なる高みに向かって行きたいという思いを強く持っていて、それぞれ超一流のキャリアを積でいいオヤジになり、本当に肩の力を抜いてリラックスした状態で演奏している姿は見ていてなかなか気持ちが良いものです。ただ、その「オヤジ達」が只者ではなかったわけで、頂点を極めたアーティストだけに許された高質なLaidBack感とエモーショナルで直球勝負のハード・ロックが織り成すパフォーマンスに私は感動を覚えてしまいます。
ライブでは、オリジナルだけではなくDeep Purpleの「Highway Star」をはじめとする往年のクラシック・ロックを完璧なアレンジで演奏するかと思いきや、突然渋いブルース・ナンバーも飛び出すなど、守備範囲の広さと懐が深く味わいのあるグルーヴ感は、才能と確かなスキル、そして長きにわたり一線級で培われた経験が伊達ではないことを如実に物語っています。同時に、高校生バンドが文化祭のライブで無邪気に楽しんでいるようなほのぼのとしたトリップ感もなかなか良いのです。
私は久々に、「これがHard Rock Bandだ!」と思える
新しいバンドに出逢えた気がしました。
なにはともあれ、百聞は一聴に如かず!私のつたない駄文ではそのグルーヴを表現できませんのでお時間のある方は是非一度、Chickenfootのパフォーマンスを聴いてみて下さい。
||| Chickenfoot Album |||
2009年6月5日、セルフ・タイトルのスタジオアルバムがヨーロッパ&アメリカでリリースされました。さらにライブ映像やビデオ・クリップを収録したDVD付のデラックス・エディションが2009年10月にイギリスで、11月にアメリカで発売。またアルバムと前後して「Oh Yeah」「Soap on a Rope」「Sexy Little Thing」など3枚のシングルもりリース。実際に見たことがないのですが、初版プレスのアルバムには温度によって色が変わる「Heat Sensitive」加工が施されていて、約29℃以下だと白いバンド・ロゴしか出てこないのですが、それ以上の温度になるとロゴとメンバー4人のそれぞれ違う色のゾーンと共に見えてくるといった凝ったアート・ワークになっているようです。
▼Chickenfoot ~ホワイト パッケージ

※HMV レビュー:もうひとつのヴァン・ヘイレン伝説、拡大ヴァージョン登場!今年のモントルー・ジャズ・フェスティヴァル出演時のライヴを等を収録したDVD付き!CDは新たにHQCDフォーマットで発売!
▼Chickenfoot

||| TUNES |||
01 Avenida Revolucion
02 Soap on a Rope
03 Sexy Little Thing
04 Oh Yeah
05 Runnin' Out
06 Get It Up
07 Down the Drain
08 My Kinda Girl
09 Learning to Fall
10 Turnin' Left
11 Future in the Past
▼Chickenfoot Official Website
http://www.chickenfoot.us/
★Chickenfootその他の関連作品はこちらで!
次に...、
Chickenfootの4人は音楽の世界では超がつく有名人なのでいまさら野暮な説明は必要ないかもしれませんが、念のため簡単にそれぞれのプロフィールを交えてBIO的なことなどご紹介しておきます。
||||| Profiles of Fantastic Four in Chickenfoot |||||
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Sammy Hagar
■Chickenfootの中心的人物!1947年10月13日生まれ。カリフォルニア州モントレー出身。歌、作詞・作曲の他に切れ味の良いギターも弾きます。メンバー中、最年長でなんと今年62歳になりました。ちょっと太り全体に丸みをおびて可愛らしいオヤジになりましたが、歌にかける情熱は若いまんまです。私が最初にSammyと出会ったのは1973年、「Montrose」のヴォーカルとしてデビューした時で、とりわけ「I Got The Fire」の彼の歌いっぷりは今でも強く印象に残っています。Montrose脱退後、ソロとして活動しアルバムを数枚リリースします。そして1985年、「Van Halen」にヴォーカリストとして加入し、第2のデイヴィット・リー・ロスではない、確固たるオリジナリティを発揮したヴォーカルとして評価されるが、1996年Van Halenを脱退。再度ソロとして活動もするもあまりパッとした実績は残していないようです。2004年に一時的にVan Halenに復帰し、全米ツアーなども行いましたが、前回と同じようにエディとの関係が原因でまた辞めることとなる。その後もソロとしてライブやソング・ライティングで精力的に活動し、このChickenfoot結成に至ります。
▼Sammy Hagar Official Website
http://www.redrocker.com/
★Sammy Hagar関連作品!
Michael Anthony
■1954年6月20日生まれの55歳。イリノイ州シカゴ出身。周知の通り、Van Halen初代のベーシストでSammy HagarとはVan Halen時代からの朋友関係にあります。150本以上のベース・コレクターであることは知られていますが、好物のウイスキー「Jack Daniel」のボトルをイメージした四角いベースは特に有名です。ベース・ソロの時にはよくこのベースを使っていましたが、エフェクト効果満載のソロは迫力十分。そして元来明るい性格の持ち主でステージ上でも彼のおどけたようなパフォーマンスは見ていて楽しい。もちろん、本来のリズム・セクションとしての彼のベース・プレイも堅実でメンバーの信頼も厚い。さらに、歌もなかなかうまく、特にパワフルなハイトーンのコーラスは特筆ものです。
Chad Smith
■チャドは1961年10月25日生まれ、ミネソタ州セント・ポール出身。メンバー最年少の48歳。言うまでもなくレッド・ホット・チリ・ペッパーズのドラマー!前ドラマー、ジャック・アイアンズの後任としてオーディションを受けて1989年にレッチリに加入。
8歳の頃からドラム・レッスンを受けるようになり、「キッス」のドラマー「ピーター・クリス」を見てロック・ドラマーへの道を突き進みたいと思うようになったとか...。ファンクとハードロック、ファンクとヒップホップなどレッチリの多様な音楽性に楽々対応できるテクニックの持ち主であり、さらに安定感のあるパワフルなドラミングは高く評価され、数多くのドラマーに影響を与えています。
Chickenfootに加わる以前からソロ活動を積極的に行っていて世界中でドラムクリニックを行ったり、サイドプロジェクトのバンドを組んだりしていました(ドラム・セミナーで来日したこともある。またB'zのレコーディングにも参加)。
このChickenfootではよりパワフルなハード・ロック的なドラミングで、まるでボンゾへのオマージュとも思える節回しは超ゴキゲンであります。190cmを優に超える巨漢だけにその迫力は観る物を圧倒します。
▼Red Hot Chili Peppers Official Website
http://www.redhotchilipeppers.com/
Joe Satriani
■ジョーは1956年7月15日生まれ。ニューヨーク州ウェストバリー出身。53歳。Shred系の高度なテクニカル・ギタリスト。また、ギターだけではなくベース、キーボード、ハーモニカ、バンジョー、ハープそしてヴォーカルとマルティ・プレイヤーでもあります。14歳の時にギターを始めジャズ・ギターを経験しながらスキルを磨いていきました。1970年後半からはギターの先生として活動しており教え子にはあのスティーヴ・ヴァイやメタリカのカーク・ハメットなどがいました。やがて、生徒であったスティーヴ・ヴァイが一足早くデビューしてそれなりの名声を得ていたのですが、彼がギター雑誌のインタビューで先生であったサトリアーニのことを褒め称える発言をしたことによって俄然注目が高まった。そして1988年年にリリースしたセカンド・アルバム「Surfing With The Alien」は全てギターのインスト・ナンバーにも拘らず、チャートの上位に長い間ランク・インして商業的に成功を収めました。さらに、ギター・テクニックだけではなく、彼の質の高い音楽性を証明することにもなったのです。
その後、ミック・ジャガーのツアーに参加したり、リッチー・ブラックモアの替わりにディープ・パープルのギタリストになるなど、大物ミュージシャンからも厚い信頼を得るギタリストとしてさらに脚光を浴びる(ディープ・パープルから正式にメンバーにならないかとのオファーがありましたがサトリアーニは、理由は分かりませんが断ったそうです。そして彼の代わりに参加したのがスティーヴ・モーズであった)!最高傑作との呼び声高い1992年の「The Extremist」をはじめ、素晴らしいギターアルバムも順調にリリース、ライブ活動も積極的に実施しました。その中で特に有名なのは、サトリアーニの他に著名なハイテク・ギタリスト2人と共演する「G3」で2005年には「G3」として初の来日公演も行っています。
因みに「G3」に参加したギタリストは...、
スティーヴ・ヴァイ、ジョン・ペトルーシ、イングヴェイ・マルムスティーン、ポール・ギルバート、エリック・ジョンソン、マイケル・シェンカー、ウリ・ジョン・ロート、マーティ・フリードマンなどなど、そうそうたるメンバーです。
サトリアーニが影響を受けたギタリストはジミ・ヘンドリックス、エリック・クラプトン、ジミー・ペイジ、ジェフ・ベックなどでブルース・ロック系のアティテュードを強く感じます。また、インストの凄腕ロック・ギタリストのイメージが強いのですが、サトリアーニはヴォーカル・オリエンティッドのロック・グループをやってみたいという気持ちも強く持っていたそうです。しかし、これまで自分が考えるようなバンドになかなか巡り遇う機会がなかったと本人もコメントしていました。そんな想いもあってかこの「Chickenfoot」への加入はサトリアーニにとっては願ってもないチャンスだったのでしょう。また、バンドの今後の可能性を考えると彼の存在は非常大きいと思います。
▼Joe Satriani Official Website
http://www.satriani.com/2004/
★Joe Satrianiの関連作品はこちら!
★最後にもう1曲!
▼Chickenfoot - "Oh Yeah" Music Video
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■Led Zeppelin、Beatles、Free、Black Sabbath、Kissなどあの4人が集まったからこそ、唯一無比のクルーヴ感や多くの音楽ファンを魅了する音楽が生まれたのと同じように、このChickenfootもサミー・ヘイガー、ジョー・サトリアーニ、マイケル・アンソニー、チャド・スミスの4人だからこそ到達できたROCKの世界観があります。
しかし、このメンツで新しいバンド、しかも平均年齢54.5歳のHard Rock Bandの結成を誰が想像できたでしょうか?ある意味、SURPRISE BANDでもあります。
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