オペラ座の夜ACT52 「世界遺産でオペラ①」
PRESENTED by TSUTOMU SHIMOGUCHI

更新日11.10.12


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すっかり秋の雰囲気が漂ってきた昨今、いかがおすごしでしょうか。

Ilvatore1.JPG■秋になるとやってくるのが音楽のシーズン。通常オペラというものは秋、もしくは初冬に開幕して翌年春あたりまでをシーズンとしています。我が日本の新国立劇場も10月にヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」で開幕して来年6月ワーグナーの「ローエングリン」まで続きます。ウィーン国立歌劇場は9月から6月まで。イタリア、ミラノ・スカラ座は12月に開幕。(但し昨今は8月以外ほとんど上演があります。)

東京では9月にイタリア、ボローニャから、ドイツ、ミュンヘンからオペラハウスが続けて来日して話題になりました。公演の内容で話題になるのはともかく諸事情のせいかキャストの変更など大きく報道されました。オーケストラや合唱など不参加となった方もいらっしゃるという話もあります。ともあれ今後もある外来公演のチケットを買うときに注意してしまうのは事実でしょう。
こうしたときにはやはり海外へ観に行くというのが手っ取り早い。しかも世界遺産など絡めたら観光という面からも魅力もまします

1回目今回はウィーン、フィレンツェと行きたいところですがいきなり変化球。
マカオはいかがでしょう。
Macau_svg.png欧州のモナコではありません。アジア、中国、香港のお隣のマカオです。10月になると毎年、澳門国際音楽節。つまりマカオ・インターナショナル・ミュージック・フェスティヴァルが開催されるのです。今年はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の招聘にも成功して注目を集めています。

その中でも気になるのはやはりオペラ。

henrypurcelltmage.jpgヴェルディの「イル・トロヴァトーレ」と英国の作曲家パーセルの「ディドとエネアス」。特に「ディドとエネアス」に注目させていただきます。パーセルは17世紀英国で活躍した作曲家。昨今はバロック音楽を当時の楽器で演奏するという考え方が普及してきて取り上げられる機会も多くなってきました。そんな彼の作品がマカオの世界遺産のひとつ、ドン・ペドロ5世劇場で上演されます。この劇場は1860年に当時暮らすポルトガル系の住民により建設されたものでアジア初の西洋劇場。ポルトガル国王、ドン・ペドロ5世に敬意を表してこの名前がつけられました。社交場としての側面ももっていたこの劇場は小ぢんまりとした空間。濃密な上演が約束されていると言っても過言ではないでしょう。

pedro5.jpgしかもこの「ディドとエネアス」はトロイ王子でありイタリアへ渡り国を作ったエネアスとカルダコの女王ディドのお話。神話系がお好きな方なら著名な物語なのはご存知でしょう。上演時間も1時間と手ごろで実際開演も20時となっています(15時の日もあります)。この劇場は通常内部見学を行っていないようです。夜の世界遺産散策がてらこの機会に世界遺産そのものに入ってしかも当時のように公演そのものを楽しむというのは特別な時間になるのではないでしょうか。

もちろんその後、美味しい料理を楽しんで
     カジノへ出掛けるというモナコのような楽しみも可能です。

P R O F I L E ___________________________________________
下口 努(しもぐち つとむ)
opeashimoima.jpg1966年東京生まれ。映像プロデューサー、音楽愛好家。FM横浜、J-WAVEなどラジオ・ディレクターを経てCS放送の音楽専門チャンネルに転職。テレビ・ディレクター/プロデューサーとして夏のフェスティバルやアンプラグドなど数多くの音楽番組を手がける。現在は様々なエンターテインメント専門チャンネルを運営するCS局でプロデューサーとして活躍している。共著に「ワーグナーの力」(青弓社)がある。
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||||| RELATED WORKS ★ Il Trovatore & Dido and Aeneas |||||

||||| RELATED★WEBSITE |||||
■マカオ観光局公式サイト
http://www.macautourism.jp/

▼▽▼ 「オペラ座の夜」BACK NUMBER ▼▽▼
3048521160.jpgACT51 「ワーグナーはいかが?」
ACT50 「中国歌劇②」
ACT49 「中国歌劇①」
ACT48 「オペラって新しい?」
ACT47 「どうする?!来シーズン②」
ACT46 「どうする?!来シーズン①」
ACT45 「休日には気をつけろ」
ACT44 「オペレッタはお好き?」
ACT43 「手荷物どうする?」
ACT42 「ボーダーレスなカナダ人」
ACT41 「オペラの功罪」
ACT40 「オペラの思い込み」
ACT39 「「2011年の引越公演」
ACT38 「オペラの作法②」
ACT37 「オペラの作法」
ACT36 「オペラの楽しみ バロック篇」
ACT35 「オペラファンの不思議」
ACT34 「鬼も大笑い②」
ACT33 「鬼も大笑い①」
ACT32 「オペラなファッション②」
ACT31 「オペラのご予定」
ACT30 「歌劇場はラグジュアリー??③」
ACT29 「歌劇場はラグジュアリー??②」
ACT28 「歌劇場はラグジュアリー??①」
ACT27 「ネットで歌劇」
ACT26 「日本の歌劇団」
ACT25 「愛の形」
ACT24 「新シーズン②」
ACT23 「新シーズン①」
ACT22 「家でオペラ」
ACT21 「本場でオペラ②」
ACT20 「本場でオペラ①」
ACT19 「いい席で観たい!」
ACT18 「ト書きって何?」
ACT17 「新国立劇場、今シーズンの演目!」
ACT16 「クラシックな夏フェス」
ACT15 「ば・ロック」
ACT14 「オペラなファッション」
ACT13 「亜細亜で歌劇」
ACT12 「夏はオペラ」
ACT11 「オペラと現代」
ACT10 「オペラと映画」
ACT09 「オペラの御作法 拍手篇」
ACT08 「オペラのシーズン」
ACT07 「オペラとスキャンダル」
ACT06 「夏もオペラ②」
ACT05 「夏もオペラ①」
ACT04 「伝統か?革新か?」
ACT03 「芸術?!入門」
ACT02 「税金はどこへ行く?!」
ACT01 「オペラは敷居が高い?!」

||||| REFERENCE★LINKS |||||
cttopaboutps.jpg▼新国立劇場Website▼
http://www.nntt.jac.go.jp/

▼ミラノ・スカラ座公式サイト
http://www.teatroallascala.org/
▼ROYAL OPERA HOUSE Official Website
http://www.roh.org.uk/
▼バイエルン国立歌劇場公式サイト
http://www.bayerische.staatsoper.de/
▼Glyndebourne Website
http://www.glyndebourne.com/
▼Bayreuther Festspiele(公式サイト)
http://www.festspiele-bayreuth.de/
▼Salzburg Festival Website
http://www.salzburgerfestspiele.at/
▼オペラキャストWebsite
http://blog.livedoor.jp/sakag510/
▼San Francisco Opera Website
http://sfopera.com/
▼財団法人日本オペラ振興会Website
http://www.jof.or.jp/
▼Teatro Regio Torino Official Website
http://www.teatroregio.torino.it/en /
▼Metropolitan Opera House Offcial Website
http://www.metoperafamily.org/metopera/
▼Berliner Philharmoniker Official Website
http://www.berliner-philharmoniker.de/en/

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||||| OPERA★WORM |||||
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||||| EXTERNAL★LINKS |||||
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